...頂上に達して、始めて腰を卸す...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...場末の二流三流の商店へ卸すために...
徳田秋声 「縮図」
...一の鳥居に近いところで駕籠を卸すのを見定めた七兵衛が...
中里介山 「大菩薩峠」
...これからは駒井甚三郎と呼ぶ――はいま椅子へ腰を卸すと共に...
中里介山 「大菩薩峠」
...単にただ日傭取(ひようと)りのお雇い壮士のようにこき卸すのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...岩田川の河口を贄崎といふ安濃津に集る船は此川に入りて錨を卸す安濃の津をさしてまともにくる船の贄の岬に眞帆の綱解く贄崎のの筵ゆふかげり阿漕が浦に寄するしき浪五日伊勢の野は秋蕎麥白き黄昏に雨を含める伊賀の山近し六日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...病人を板か何かに載せて卸すと云うことは...
葉山嘉樹 「労働者の居ない船」
...担いで来た網を舟の中へ卸すと...
牧野信一 「清一の写生旅行」
...待乳山多町で卸す程に積み空蝉この間...
正岡容 「大正東京錦絵」
...多町の青物市場へ卸すほどの白と青との色美しき大根積上げた船が見られなくなつたとて...
正岡容 「大正東京錦絵」
...私はそのいずれであるかを構わず私に与えられた席に腰を卸すであろう...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...錠を卸すきしめきが聞えた...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「破落戸の昇天」
...その癖腰を卸すとたんに...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「祭日」
...衣を卸すといふやうな意味から轉じて...
森林太郎 「當流比較言語學」
...牡猿(篩を取り卸す...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...鑰(じょう)を卸す...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...窓を締めて窓掛を卸すことを...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...組合で一括してそれぞれの問屋へ卸す仕組になっていたが...
山本周五郎 「青べか物語」
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