...或は多少の危険さへ冒(をか)せば...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...危険さから云っても自ら爆弾をいだいてこれに火を点(つ)けるようなものである...
海野十三 「人造人間殺害事件」
...アントアネットはその危険さを医者から聞かされていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...だれのためにもなんのためにもわずかな危険さえ冒したがらない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...どんなことでもやりかねない危険さが感じられた...
豊島与志雄 「別れの辞」
...その隙へ「やあ」深雪は、庄吉の危険さに、心を縮み上らせて、夢中に斬込んだ...
直木三十五 「南国太平記」
...そういう人を解放することの危険さから生ずる残酷の方が幾層倍も怖ろしいから...
中里介山 「大菩薩峠」
...今の世に道を説くことの危険さも知っている...
中島敦 「弟子」
...「危険さえなければ...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...時としては身辺の危険さえ恐ろしき程の次第なりしかども...
福澤諭吉 「〔気品の泉源、智徳の模範〕」
...つねに後手を組まなければ腕が曲って見える危険さえ伴う...
本庄陸男 「白い壁」
...だからうつかりするとその精力で殺されてしまふ危険さへあつたと思ふ...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...「もう今日か明日かに終わるように自分の命の危険さが思われた際に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...彼女の周囲を渦巻きめぐっているであろう幾多の現実的な危険さに対する私等のアラユル常識を喚起(よびおこ)して...
夢野久作 「少女地獄」
...そちの眼は」あきらかな殺意に曝(さら)されている無手な自身を――その危険さも――まるで度外視しているようなそれは静かな揶揄(やゆ)だった...
吉川英治 「私本太平記」
...その危険さは一つである...
吉川英治 「神州天馬侠」
...生命の危険さえ感じられた...
吉川英治 「旗岡巡査」
...その危険さをも不気味さをも顧みてなどいられなかったにちがいない...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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