...先生は単簡(たんかん)にただ「ええいらっしゃい」といっただけであった...
夏目漱石 「こころ」
...私は単簡(たんかん)に礼を述べた...
夏目漱石 「こころ」
...彼らの主意は単簡(たんかん)でした...
夏目漱石 「こころ」
...「ええ」とは単簡(たんかん)な二文字であるが滅多(めった)に使うものでない...
夏目漱石 「琴のそら音」
...純文学と云えばはなはだ単簡(たんかん)である...
夏目漱石 「作物の批評」
...(この場合においてもこれは犬なりというのはもっとも単簡なる形式を撰(えら)んだものであります)...
夏目漱石 「創作家の態度」
...これも分りやすいためになるべく単簡(たんかん)に通俗な例で説明致します...
夏目漱石 「創作家の態度」
...至極(しごく)単簡(たんかん)で重宝であります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...其間に平岡から四遍程極めて単簡な質問を受けた...
夏目漱石 「それから」
...ああ単簡至極(たんかんしごく)に片づこうとは思わなかった...
夏目漱石 「長谷川君と余」
...うんと単簡に返事をしたら山嵐は安心したらしかった...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...用事は固(もと)より単簡(たんかん)であった...
夏目漱石 「明暗」
...「おや御前いつ束髪(そくはつ)に結(い)ったの」小間使はほっと一息ついて「今日(こんにち)」となるべく単簡(たんかん)な挨拶をする...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...あまり単簡(たんかん)で興味がない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...単簡(たんかん)なる猿股を発明するのに十年の長日月を費(つい)やしたのはいささか異(い)な感もあるが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...それを単簡なる一首両作の連歌と区別するために...
柳田国男 「木綿以前の事」
...単簡明瞭な事件なんだが……...
夢野久作 「近眼芸妓と迷宮事件」
...そしてなお一通の単簡な手紙を書き...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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