...「南条殿、何をなさる、軽々しいことをなさるな」兵馬はたしなめるように言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「南条様、兵馬様を私にお渡しなさいまし、私の方が身軽でございますから、さあお出しなさいまし」贋金使いは絡(から)みつく奴を蹴飛ばして、奪い取るように兵馬の身体を南条という武士の手から受取って、一本背負(いっぽんじょ)いに背中へ引っかけて、それと同時に片手を懐ろへ入れるやヒューと塀に向って投げたのは一筋の細引であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条の本姓は亘理(わたり)といって...
中里介山 「大菩薩峠」
...ともかくも、南条と言い、五十嵐と言い、それに自分と言い、金箔附きの破牢人であることに相違ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条や五十嵐もかなり奇異なる武士であったけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...拙者より先に老女殿を口説(くど)き落すが奥の手じゃ」南条は多数に憎まれながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...これも残念」南条力は一種の感慨と...
中里介山 「大菩薩峠」
...君の力でそいつをひとつ片づけてくれまいか」意外にも南条の頼みというのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条らの一味は、その以前から山崎が江戸へ出るということを探り知って、それを老女の家まで合図をしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの先生が南条に頼まれたからとて...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条の手で保障がついていると見てよい...
中里介山 「大菩薩峠」
...先輩として敬服しているのはここの南条先生であるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...「南条君、いま戻った」「やあ諸君」忽(たちま)ちに主客の影法師が寛(くつろ)いで、室内が遽(にわ)かにあわただしい気分になる...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条力はまず甲州を取らなければならぬといい...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条力といって九州あたりの浪人者ですよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうして、その死物狂いの逃げっぷりを面白がって、足をとどめてながめているが、ながめられるがんりきの方は、たしかに冗談事ではなく、大童(おおわらわ)で、眼は血走って、脇差を振り廻しながら、唐人小路を走る時には、人の悪い南条と、五十嵐との姿は、いつか見えなくなってしまう...
中里介山 「大菩薩峠」
...土方あたりに見られる! 幕臣は駄目だ」南条は...
中里介山 「大菩薩峠」
...交代で休息するように」「また南条からこれまでのあいだに...
吉川英治 「新書太閤記」
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