...卒然と言われたことに驚いた...
...ふとしたことで卒然と気分が変わることがある...
...やる気がなかったけれど、友達からの一言で卒然と気持ちが引き締まった...
...彼の卒然とした態度に私は不信感を抱いた...
...卒然とした態度で彼女からの告白を受け流してしまった...
...あたかも重病人が卒然として仇敵のその前に立つに会し...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...罪悪というものは生ずるはずがない」卒然と独りごとのようにいいだした...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...名士、というわけのことになるのかも知れぬ、と思えば卒然、狼狽せずには居られなかったのである...
太宰治 「善蔵を思う」
...H氏(し)は「危険(きけん)だな――」といふやうな口吻(こうふん)を卒然(そつぜん)洩(も)らしたものであつた...
徳田秋聲 「微笑の渦」
...北支事変の発生によって政治的な挙国一致なる儀礼が卒然として社会的に発生し得るということのメカニズムは...
戸坂潤 「挙国一致体制と国民生活」
...卒然前年の経験を思い出して...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...卒然として容赦なく食道を逆(さか)さまに流れ出た...
夏目漱石 「思い出す事など」
...この一刻の幸(ブリス)から生ずる永久の苦痛がその時卒然として...
夏目漱石 「それから」
...そうしてまた卒然として現実に帰るべく彼らから余儀なくされた...
夏目漱石 「道草」
...人形だけを渡して置きました」「エッ」鯛六の顔色が卒然として変りました...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...俺に渡りがつけたいのだ」平次は卒然として問いました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...やがて卒然たる様子で椅子から立ち上ると...
久生十蘭 「魔都」
...卒然夫婦の契約をなしたりしは葉石(はいし)なり...
福田英子 「妾の半生涯」
...私は卒然(いきなり)バタバタと駈出し...
二葉亭四迷 「平凡」
...卒然(いきなり)下宿を飛出して...
二葉亭四迷 「平凡」
...――ルイスヒェンのイは卒然と彼の口から消えて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...正寧は卒然昵近の少年を顧みて云つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...卒然病を発して歿した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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