...卒然と言われたことに驚いた...
...ふとしたことで卒然と気分が変わることがある...
...やる気がなかったけれど、友達からの一言で卒然と気持ちが引き締まった...
...彼の卒然とした態度に私は不信感を抱いた...
...卒然とした態度で彼女からの告白を受け流してしまった...
...卒然と後(うしろ)をふり返った...
芥川龍之介 「沼地」
...卒然として私は自分自身の卑怯に烈しい反感を感じた...
石川啄木 「弓町より」
...卒然として往年かの二艦を横浜の埠頭(ふとう)に見しことを思い出(い)でたる武男は...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...卒然前年の経験を思い出して...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...卒然として冷かな鏡の裏を掠(かす)めて去った...
夏目漱石 「思い出す事など」
...卒然彼の前に投げ出されるのだろうぐらいに考えた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...暗中に卒然として白刃を見る思があった...
夏目漱石 「門」
...暗中(あんちゆう)に卒然(そつぜん)として白刄(はくじん)を見(み)る思(おもひ)があつた...
夏目漱石 「門」
...平次は卒然として往来に立ち停ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次は卒然として往來に立停ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...卒然(いきなり)道端(みちばた)の小石を拾って打着(ぶっつ)けてやろうとしたら...
二葉亭四迷 「平凡」
...かれは卒然とふりかえり...
山本周五郎 「城を守る者」
...その時に筆者は卒然として問うた...
夢野久作 「近世快人伝」
...だが徐々に、官能の弁が閉じられて、つねのわが身に返るかと意識された途中で、彼女は卒然と、すすり泣きをゆり起した...
吉川英治 「私本太平記」
...あの煙の立ちようでは、すでに勝入父子は風のごとく、岐阜へひき揚げおッたに相違ない」家康は、卒然と、馬をめぐらした...
吉川英治 「新書太閤記」
...卒然(そつぜん)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...――この事より卒然と文学の業の意義深きを感じ...
吉川英治 「年譜」
...おのれの身についているにおいというものは、誰でも自分には分らないものに違いないが、武蔵はそういわれて、卒然と、自分の影にこびりついている妖気と血なまぐささに気づいた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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