...十 洛陽モハメット教の客桟の窓は古い卍字の窓格子の向うにレモン色の空を覗かせている...
芥川龍之介 「雑信一束」
...――彼は戸の卍字格子(まんじごうし)を後に...
芥川龍之介 「将軍」
...「この煙とも霧とも靄(もや)とも分らない卍巴(まんじともえ)の中に...
泉鏡花 「薄紅梅」
...この紅卍字会母院とよい対照をなして...
豊島与志雄 「北支点描」
...卍(まんじ)地獄「こちら様に――百城様...
直木三十五 「南国太平記」
...卍巴(まんじともえ)と降る雪を刎(は)ね返してサッサと濶歩しましたけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...嵐は卍(まんじ)に吹きすさむ...
夏目漱石 「二百十日」
...谷崎潤一郎(たにざきじゅんいちろう)氏の卍(まんじ)...
林芙美子 「文学的自叙伝」
...卍巴と降りしきる吹雪が視界を遮ぎつてしまつたため...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...手綱をよく握りてすなわち不動の縛の縄観(かん)じて馬の額に取鞆(?)で卍字を書く...
南方熊楠 「十二支考」
...卍字(まんじ)も十字架も異なる所はなかったのである...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...文字通り卍巴(まんじともえ)の戦いとなった...
吉川英治 「三国志」
...卍(まんじ)の紋が苔(こけ)さびてあろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...血の卍(まんじ)になった...
吉川英治 「新書太閤記」
...卍(まんじ)にもつれた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...五日のうちに太守の御帰国卍(まんじ)丸の船出! どうにでも隠す工夫をしてそなたを連れてゆく所存...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...卍(まんじ)丸の船底へ積んでしまうのは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...卍(まんじ)丸の方も手不足であろうし...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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