...仕事を半途で投げるなよ...
...旅行を半途で切り上げることになった...
...試験中に半途で腕時計を見たらいけない...
...計画を半途で変更することになった...
...彼はプロジェクトを半途で放棄してしまった...
...それはあらゆる意味に於いて半途なる道徳原理である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...今朝出がけには、槍の坊主小屋あたりに泊(と)まる考だのに、まだその半途、今日はとても行けぬ、しかしこんな峰頂では、露営は覚束(おぼつか)ない、ぐずぐずしていると日が暮れる、立往生するのも馬鹿げている、かように濡(ぬ)れては、火が第一番だから林を目的に下れ、途中に岩穴でもあらば、そこに這入(はい)ろうと、後方鞍部に引き返し、山腹を斜に東に下る...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...船既ニ過ギレ半途ヲ庸卑多ハ就キレ眠ニ々自ラ罷ミ寥々可シレ悦ブ...
京山人百樹 「北越雪譜」
...我飛行界新進の花形として多大の囑望を集めた天野中尉はある重大任務を帶びてフランスへ派遣を命ぜられたが半途にして歸國し歸國後打つて變つた樣に酒色の巷に耽溺し世間をして驚きと失望に陷らしめた...
竹久夢二 「砂がき」
...私は半途退學して仙臺に住むべく上野驛を立つたのは...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...また半途に支える事もできない腕を意識しつつそのやりどころに窮した...
夏目漱石 「思い出す事など」
...半途(はんと)に遮(さえぎ)った...
夏目漱石 「虞美人草」
...彼等(かれら)は安井(やすゐ)を半途(はんと)で退學(たいがく)させ...
夏目漱石 「門」
...同じく大学を半途でやめた私は...
野村胡堂 「胡堂百話」
...今その時刻になってしかもやっと半途...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...半途舞台を廃めて己の店の帳場格子の奥へと坐つてしまつた由であるからこの優許りは他の人々のごとき不平失意の存在ではなくて...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...種々の障礙(しやうがい)のために半途で退学した...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...謙信が妻女山を降りて川を渉る半途を討つの計を立てていたら...
吉川英治 「上杉謙信」
...まだ半途でしかない...
吉川英治 「黒田如水」
...中国の事もまだ半途なのに...
吉川英治 「黒田如水」
...それを半途に、また、東方に軍事を起すのは、心腹の病をあとにして、手足の瘡(きず)を先にするようなものでしょう...
吉川英治 「三国志」
...このさきの高氏は、よくその大望への万難に剋(か)てるか、または、半途で、あえない敗者となって野たれ死にするか、神以外には分らない身だ...
吉川英治 「私本太平記」
...「お愚痴どころか、お母堂さまには、私たちが伺っていたところへ、ちょうど右府(うふ)様からもお迎えの使いがお見えなされて、久しぶりのことである、筑前が安土に参っておるゆえ、寧子(ねね)様を伴い、ちょっとわが城へ来て対面してはどうか――とありがたい御諚(ごじょう)があったにもかかわらず、お母堂さまのお答えには、中国の役(えき)すら、まだ半途と聞く、安土に来たのも、公(おおやけ)の御用、こちらから婆や妻などが会いになど行っても、あの子は決してよろこび顔をいたしますまい...
吉川英治 「新書太閤記」
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