...しかし僕は手段を定めた後も半ばは生に執着してゐた...
芥川龍之介 「或旧友へ送る手記」
...半ば独り言のように...
芥川龍之介 「英雄の器」
...只この一歩を理解する為には百里の半ばを九十九里とする超数学を知らなければならぬ...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...臆病奴!」K川に架けられた長い橋――半ば朽ちてぐらぐらするその欄干を...
犬田卯 「橋の上」
...半ば哀しげに――彼は次のような詩を書いた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...半ば無関心で眺めた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...何の変哲もない雑談半ばへ「今日は」とも何とも言はず...
坪内逍遙 「斎藤緑雨と内田不知菴」
......
峠三吉 「原爆詩集」
...一年半ばかり忘れていた靴の仕事が当てがわれ...
徳田秋声 「縮図」
...すなわち、さしも腕利きの捕方も、すでにあの小男の一撃の下(もと)に危ない運命にまで立至らせられたものらしいが、半ば以下、形勢が急転して、難なく縛(ばく)についたものらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうやって二人は半ばふざけて争っていた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...口は半ばほころびてゐたが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...――乾盃々々(プロージツト・プロージツト)! 皆なが無茶苦茶になつてしまつてあの晩のことは半ばは有耶無耶で何も思ひ出すことは出来なかつたが...
牧野信一 「南風譜」
...そこは、この屋根部屋のほかのところよりも灯が明るく、半ば納戸に、半ば礼拝所に用いられているらしい...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...半ばはずかしげなふざけかたで...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...すると――宴半ばにして...
吉川英治 「三国志」
...ふかく聖慮をそこに用いられて、あえて迷いをとったり、求めて、禍いを招いたり遊ばさぬようご注意申しあげる」などと言語道断な得手勝手と、そして半ば、脅迫に似た言をすらもてあそんだ...
吉川英治 「三国志」
...半ば幻覚のようなその一瞬の結果だからだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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