「卉」の意味
草の総称
小説での「卉」の使い方
...草木花卉(かき)...
高浜虚子 「俳句への道」
...西洋でも花瓶(かびん)に花卉(かき)を盛りバルコンにゼラニウムを並べ食堂に常緑樹を置くが...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...わが国百工の興隆するあたかも霜雪に圧せられたる草卉(そうき)が春風に逢うて俄然(がぜん)としてその芽を発するがごとく...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...正枝は花卉や野菜などを慰みに栽培していた...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...また単に婦人が坐臥(ざが)平常の姿態を描き巧(たくみ)に室内の光景と花卉(かき)とを配合せり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...余は広重の山水と光琳(こうりん)の花卉(かき)とを以て日本風土の特色を知解せしむるに足るべき最も貴重なる美術なりとなす...
永井荷風 「江戸芸術論」
...○余花卉(かき)を愛する事人に超えたり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...いずれも単純な花卉(かき)の写生に過ぎなかったが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...シェイクスピアの作品に現れた花卉樹木の類を集めた庭園で...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...花卉などにはなみなみならぬ深い趣味をもつてゐたのであらう...
堀辰雄 「我思古人」
...花卉(かき)栽培の先端農場に勤めたら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...人生を花卉(かき)栽培に捧げる老紳士に...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...モンタギュ・ゴーシ卿が熱心な花卉(かき)栽培家ということで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...ウォルタ・ウォードの花卉(かき)栽培知識は叔父と同じだとか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...「歳乙亥、余※役江戸邸、一日趨白川老公招飲、酒間公手親折梅一枝、又作和歌并以賜余、余捧持而退、置于几上、翌日隣舎郎来云、賢侯之賜、宜接換移栽故園、不容徒委萎※、余従其言、及帰留托友人石子道、以佗日郵致、越戊寅春、余在京、会備中人小野梅舎至自江戸、訪余僑居、携一盆卉、視之乃曩所留者也、余驚且喜、梅舎与余、無半面之識、而千里帯来、其意一何厚也、既帰欲遺一物以表謝意、至今未果、頃友人泉蔵来話及其事、意似譴魯皐、因先賦此詩...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...野に生(お)ふる花卉(くわき)の麗(うるは)しさ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...珍奇な花卉(かき)が多かった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...ぼくは、銀座の花卉店に、鉢植ゑ牡丹が出はじめると、亡友鈴木文史朗の武勇傳など思ひ出す...
吉川英治 「折々の記」
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