...かくて二匹の馬三個の人は...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...今度はその六七匹を除いたあとのかわずがすッかりこちらを向いた」じつはそうすッかりうまく行ったとは思われなかったのだが...
岩野泡鳴 「猫八」
...スマイリイは蛙を一匹つかまえて帰って来ました...
薄田泣菫 「初蛙」
...日本チャリネがくろんぼを一匹つれて来た...
太宰治 「逆行」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...一匹の白ねこが横になっていた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...「姉さん、間違えちゃいけないよ、こっちは独身者(ひとりもの)なんですから」可愛らしい小女の女中は、そう言われて、いっこうのみ込めず、「でも、お客様、さっき、あなた様のあのお若い衆さんとは別なお連れだという方が、ちょっとお見えになりまして、おそく帰るかも知れないから、こうしてお床をのべておくようにと、お指図をしておいでになりました」「冗談(じょうだん)じゃありません、そりゃお門違(かどちが)いですよ」「それでも、たしかに、こちらへお帰りになるからとおっしゃいました」「いけない、いけない、戸惑いもいいかげんにしないと罰が当りますよ、かまわないから、片づけちまって頂戴……」「それでも……」「遠慮することはないじゃないの、一晩でもとめてもらった以上は、わたしというものがこのお座敷の御主人なんだから、誰にも遠慮はいらない、片づけて下さい」「それでも、あれほど頼んでおいでになったのに……」「くどいねえ、誰が頼んだか知らないが、癇(かん)のせいで、雄猫一匹でも、男と名のつくやつを膝の上に乗せないお角さんだよ、けがらわしい!」といってお角は、手をのべて蒲団の上の男枕をとるや、力任せに座敷の外へ抛(ほう)り出してしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを避けようとして鼠(ねずみ)が一匹近くの溝(みぞ)へ逃げこんだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...人間が一匹死ぬんだからな...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...栖鳳本年は何匹も家鴨(あひる)の子が遊んでいるところを描き...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...六匹の馬の代(だい)が払えたら...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...虫けら一匹造れもしないくせに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今まで泳いでいた魚(うお)は一匹も見えず...
夢野久作 「白髪小僧」
...そこへ一匹の雀が通りかかって...
夢野久作 「鵙征伐」
...そしてその二つの編毛は重い二匹の蛇のやうに彼女の背へ垂れ下つた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...あとには馬一匹もおらないのです」「ははあ……さてはすでに...
吉川英治 「黒田如水」
...「厳顔(げんがん)老匹夫(ひっぷ)...
吉川英治 「三国志」
...そこに一匹の黒犬の影が眼にとまる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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