...七秋晴の気も爽やかなる日に、羽田要島の弁天社内、例の茶店へ入来(いりきた)ったのは、俳諧の宗匠、一水舎半丘(いっすいしゃはんきゅう)...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...師匠は師匠で、そんな折に余り害にならない薬を幾種(いくいろ)か持合せてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...かく師匠の手に帰した観音も...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...お師匠をお部屋へお呼びなされて富本のお稽古(けいこ)をお始めになられたのも...
太宰治 「葉」
...それに誰よりも師匠自身が...
谷崎潤一郎 「細雪」
...もはや一生お師匠様のお顔の瑕(きず)を見ずに済むなり...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...「お師匠さん」そう叫んだ時...
直木三十五 「南国太平記」
...通人(つうじん)を以て自任(じにん)する松風庵蘿月宗匠(しょうふうあんらげつそうしょう)の名に愧(はじ)ると思った...
永井荷風 「すみだ川」
...あれが手習師匠の証拠だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「さうぢやありませんよ、宗匠、裏木戸の錠のことですが」「よく聞えますよ、裏木戸が何うかしましたか」大きい聲だけは辛くも聞える樣子ですが、聾(つんぼ)の癖で、半分聞えたのを、すつかり呑込んで了ふので話の運びの六づかしさと言ふものはありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...商賣敵の師匠のお組だつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...造船匠(ふなだくみ)も多く居たといひ...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...町内の師匠やお囃子(はやし)連が夢中になってチャッチャッチキチと馬鹿囃(ばや)し...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...おッ師匠さんが来てくれって...
正岡容 「圓太郎馬車」
...花の師匠か何かをしている女らしいのですが...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...長唄の師匠として自立するに至ったのも...
森鴎外 「渋江抽斎」
...師匠たる彼に警吏を送って死刑の宣告をさせたのだが(それは次のようになされたのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...主人の内匠頭の気色をながめて...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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