...四五人の匍匐(はらば)ふ如くにその上に俯したるあり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...雛鳥(ひな)が匐(は)い出(だ)してきました...
ハンス・クリスチャン・アンデルゼン Hans Christian Andersen 菊池寛訳 「醜い家鴨の子」
...野鼠の様な地球の険しい背なかを匍匐することはそも誰が始めたかを痩せて矮少(ママ)である ORGANE を愛撫しつゝ歴史本の空ペエヂを翻へす心は平和な文弱である...
李箱 「LE URINE」
...私は只馬の蹄をよけて匐い出し...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...はるかな地上には煙霧が匐(は)い...
海野十三 「三重宙返りの記」
...匐(は)いのぼった...
海野十三 「地球要塞」
...ふぢかつらにて匍匐(はひ)入るばかりに作りたるは...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...田の畦の横を犬のように四つ匐いになった...
豊島与志雄 「特殊部落の犯罪」
...今までより勢よい速度で匐い去ってゆく乞食の姿を眺めていた...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...匐(は)いのぼる蔓草(つるくさ)の重さに...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...人家や径(みち)が色づいた野づらを匐(は)っていたが...
原民喜 「秋日記」
...まるで四足(よつあし)で匐(は)ひまはつてゐるやうに見えて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ふやけた肉のかたまりとなって匐(は)いずりまわっている...
本庄陸男 「石狩川」
...それゆえセリは種子からも生えれば匐枝からも萌出し繁殖甚(はなは)だ盛んである...
牧野富太郎 「植物記」
...ヒソヒソと匐(は)い進んで行くのであったが...
夢野久作 「白菊」
...子供も匐いよりそうな温和な顔に変って来る...
横光利一 「夜の靴」
...雨が降って匐(は)い出した時には...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...とその手は卓子の上を匐(は)う様にそろそろと進んで行く...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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