...弱点を包み隠し合ふ必要が無いと同時に...
伊藤野枝 「新らしき婦人の男性観」
...そろそろ一人でこのことを包み隠している負担に堪えられなくなって来た...
大阪圭吉 「三の字旅行会」
...それと座ぶとん代わりの古い布切れとを風呂敷(ふろしき)で包み隠したのをかかえて市内電車で巣鴨(すがも)まで行った...
寺田寅彦 「写生紀行」
...新調のズックのカヴァーで包み隠したいかものであった...
寺田寅彦 「チューインガム」
...彼女が包み隠していた秘密――彼が告げるまでもなくクリストフはたぶんそれを知っていたろうが――それだけは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...美しさをも醜さと同じように包み隠してる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「髪ではないか?──おツルさんの頭だよう?」──降りつづいた雪は処女の肌を完全に清らかに包み隠してくれたのでした...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...あなたは子供のように包み隠しのない人だ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...どうか一切の次第をお包み隠しなく仰言っていただきとうございます」「とうてい公然(けんたい)に申されん耻(はず)かしかことですばッてん...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...わたくしは持前の快活な性質を包み隠しています...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...リカビーの会見も全く包み隠しがない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...○こう云う事を君は己に包み隠していたのだな...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...余は彼が身の事に関りしを包み隠しぬれど...
森鴎外 「舞姫」
...余は彼が身のことにかかわりしを包み隠しぬれど...
森鴎外 「舞姫」
...何でも包み隠しをしないのが多いので...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...秘密でもないある正しいものを秘密の色に包み隠し...
横光利一 「旅愁」
...包み隠しもならず...
吉川英治 「親鸞」
...もう決して包み隠しはいたしません」「おう...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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