...勃然として頭を擡(もた)げるのではないかと思う...
大隈重信 「文明史上の一新紀元」
...350其斃るゝを憐めるアステロパュウス勃然と...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其勃然として一たび自席を起つや口を開けば惡罵百出...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...今ここで勃然として気がついて...
中里介山 「大菩薩峠」
...ふざけるもいいかげんにしろ!勃然として怒りをなした米友が...
中里介山 「大菩薩峠」
...「無礼者! 貴様は水戸の百姓か」勃然として神尾主膳は脇差を抜いてしまったのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...八」平次は勃然として起(た)ち上がりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...勃然として振ひ起ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ふざけた事を」平次の反抗心は勃然として湧き起ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そこで勃然として床を蹴り...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...もとよりそれは養子で、殘つた嫁にめあはせようといふので、息子たちに懲りたから、こんどはただ丈夫一式で、字なんぞは讀めなくてもよいといふのが婿の資格條件だつたが――流石に嫁になつた娘の兄妹が、勃然と反對した...
長谷川時雨 「「郭子儀」異變」
...「言いたまえ!」「……」勃然とした怒りがこみ上げてきた...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...と云はむばかりの元気が返つて楽しく勃然として湧き上つた...
牧野信一 「白明」
...瑾がかさねて、「なぜですか」とたたみかけると、関羽は勃然と、髯(ひげ)の中から口を開き、「なぜかって、犬ころの子に、虎の娘を誰がやるかっ」と、吐き出すように云った...
吉川英治 「三国志」
...勃然と面色を変じ...
吉川英治 「三国志」
...大逆の子にならんとお思い遊ばすか」曹彰は勃然と云った...
吉川英治 「三国志」
...勃然とうごかした感情はもう顔のどこにもない...
吉川英治 「新書太閤記」
...それらを見て父の心には勃然として怒りの情が動きはしまいか...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
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