...彼は怒って顔を勃然とさせた...
...彼は突然に勃然と立ち上がった...
...彼の顔が勃然となっているのが分かった...
...彼は怒りのあまり勃然としていた...
...彼女は勃然とした表情で私を見た...
...勃然(ぼつぜん)としていきり立つた従者が...
泉鏡花 「雨ばけ」
...一方に失いしところを他方に補わんとする野心が勃然と頭を擡(もた)げて来る...
大隈重信 「選挙人に与う」
...其勃然として一たび自席を起つや口を開けば悪罵百出...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...例えば、ライオンの子が、子どもの時、人間に捕えられて、羊の群れの中に飼われていたところ、ある日、森の中に、ふとライオンの雄々しい叫びを聞いて、勃然として、自分の血の中にライオンを感じて、かたわらの羊の子を喰い殺したという物語があるように、自然の中に、自分の自由のありかたをかぎつけた時、人間は、また柔らかい、柔軟きわみなきこころと、強い、強靭きわみないこころの二つのものを同時にもつことができるともいえるのである...
中井正一 「美学入門」
...竜之助は勃然(ぼつぜん)として半身を起し...
中里介山 「大菩薩峠」
...米友は勃然(むっく)としてはねおきました...
中里介山 「大菩薩峠」
...八」平次は勃然として起ち上りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...怪(あや)しい手紙を辨慶(べんけい)讀みにして勃然(むつ)として鬪爭的になつたのでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私が呑むといたしたら如何なものでせう」「それは卑怯」大井久我之助は勃然(ぼつぜん)として膝を立て直しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...勃然(ぼつぜん)として湧き起ったのです...
野村胡堂 「眠り人形」
...倏忽(たちまち)勃然(むっく)と跳起(はねお)きて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...しばらくするとその沈黙は勃然(ぼつぜん)とここ数旬にもなかった危険な形相をおびて爆発した...
吉川英治 「上杉謙信」
...お諦(あきら)め遊ばすしかございませぬ」曹操は勃然(ぼつぜん)と怒って...
吉川英治 「三国志」
...それともすなおに頭領(かしら)の龍巻(たつまき)をよんできて詫(わ)びをするか」「なまいきなッ!」勃然(ぼつぜん)と海賊の武器がうごいた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...勃然(ぼつぜん)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...市民たちのほうが勃然(ぼつぜん)と一致して...
吉川英治 「新書太閤記」
...日ごろの気がねも勃然(ぼつぜん)と反撥する...
吉川英治 「新書太閤記」
...勃然(ぼつぜん)たる怒りが発したものらしい...
吉川英治 「新書太閤記」
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