...ヘルチェンやビェリンスキーの自由思想に傾倒して意気欝勃(うつぼつ)としていたから...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...第一はブルジョア社会勃興期のロマン(ラブレエやセルバンテス)...
戸坂潤 「読書法」
...漸次勃興し來れる國民的運動を頑強に抑遏せむとしたりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...斉彬公が又、鬱勃たる大勇を、深く蔵して発せられん方ゆえに、この元気を利用もしたいし、斉彬公の御意に反くこともできぬし、ここをうまく操るのは至難の業でのう――ただ、西郷吉之助と申す者が、ややその器であろうか――御存じか?」「名を承わっておるが――」「一度、お逢いになるといい」女中が、益満のうしろに来て「仙波小太郎様が、お見えになりました」と、云って来た...
直木三十五 「南国太平記」
...その天成の性癖が勃発(ぼっぱつ)して...
中里介山 「大菩薩峠」
...太平洋戦争勃発後まる一年の昭和十七年の暮であった...
中谷宇吉郎 「二つの序文」
...その「第一」は鬱勃(うつぼつ)たる情熱を蔵し...
野村胡堂 「楽聖物語」
...エメリヒはおそらく大戦勃発によって受けた印象の下で書かれたものと推定している...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...専攻斯学願樹功、微躯聊期報国忠、人間万事不如意、一身長在轗軻中、泰西頼見義侠人、憐我衷情傾意待、故国難去幾踟、決然欲遠航西海、一夜風急雨※※、義人溘焉逝不還、倏忽長隔幽明路、天外伝訃涙潸潸、生前不逢音容絶、胸中欝勃向誰説、天地茫茫知己無、今対遺影感転切明治廿四年十月遂に上の図篇が第十一集に達し、これを発行した時、私の郷里土佐国佐川町に残してあった我が家(酒造家)の始末をつけねばならぬ事が起ったので、仕方なく右の出版事業をそのまま擲って置て、匆々東京を出発する用意をし、間も無く再び東京へ出て来るから、今度出て来たが最後、大いに矢田部に対抗して奮闘すべく意気込んで国へ帰った...
牧野富太郎 「植物記」
...野心勃々(ぼつぼつ)たる勤勉が加わって...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...わがこの信州の各所に勃興いたして来ております早漬大根にしましても...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...突如としてかかる対×国外交の硬化を象徴する事件の勃発を見たるは右××協商の経過が...
夢野久作 「暗黒公使」
...本国を捻じ倒している植民地の勃興は現代の一大事実になっているのだ...
横光利一 「欧洲紀行」
...さなきだに、事の勃発いらい、天皇の御憂悶(ごゆうもん)は申すまでもない...
吉川英治 「私本太平記」
...だがあの頃は一つの新聞小説勃興期でもありましたなあ...
吉川英治 「小説のタネ」
...この熾(さかん)な勃興都市の一員となるとすぐ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...新しい薔薇戦争の勃起する魅力がそこにある...
吉行エイスケ 「新種族ノラ」
...彼は民衆の力の勃興を眼前に見ながら...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
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