...己も嗅げや飛べに劣らないような...
芥川龍之介 「犬と笛」
...人生の表裏を知つてゐることは正宗氏も徳田氏に劣らないかも知れない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...決してあれには優るとも劣らないと云ふ奮發心が起るのである...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...残忍さにかけては君の言うその獣に決して劣らないんだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...祖父も大して劣らないくらいに感動していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...トヨに劣らない位(くらい)...
中村地平 「南方郵信」
...日本海の大勝にまさるとも劣らない...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...これもボオドレエルに劣らない外国の詩人がうまく唄っているのだから...
正宗白鳥 「軽井沢にて」
...グレー街のガスケル家に劣らない程...
松本泰 「日蔭の街」
...それでもあれに劣らないのをすぐに用立てる...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...尊貴なことは嫡妻の子にも劣らないわけであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大家のもったいらしくして弾くのに少しも劣らない派手(はで)な音は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...――家柄では劣らない足利家といえ...
吉川英治 「私本太平記」
...べつにここにも劣らない難事業がすすめられていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...京都にも劣らない大都府を...
吉川英治 「源頼朝」
...お通にも劣らないほどだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...娘の朱実に劣らない臙脂(べに)を紅々(あかあか)と溶かしている唇...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ワリニャーニがヨーロッパの最も壮麗な建築に劣らないと云って讃めると...
和辻哲郎 「鎖国」
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