...自己を根柢から活かす力のない眞理は眞理ではない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...とても義弟の行状を改めさせる効力のないことは...
海野十三 「奇賊悲願」
...それは現実の生活を指導する何らの力のないものである...
津田左右吉 「日本精神について」
...ただ紅葉に活力のないことだけを云いたい...
豊島与志雄 「秋の気魄」
...その顔と「ああああ……」と言った力のない声と...
夏目漱石 「三四郎」
...なんらの権力のない人は...
蜷川新 「天皇」
...そのまゝ浮き上る力のない重量を持つてゐる...
林芙美子 「浮雲」
...力のない声ではじめのところを温習(さら)ってみる...
久生十蘭 「だいこん」
...孝助は力のない声で...
久生十蘭 「ノア」
...力のない手を握りしめると...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...判斷力のない感情はまつたく水つぽい藥である...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...工夫のうまい人でも恐ろしく分析力のない人がときどきあるからである...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...見物を狂熱させる力のないものを...
正宗白鳥 「吉日」
...力のない腕を組み合わせて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...力のない蚊をはらう音がぱたぱた聞えた...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...力のない笑いようをした...
矢田津世子 「神楽坂」
...だがその力のない者にまで道を用意するのが...
柳宗悦 「民藝四十年」
...と力のない声で云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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