...人は何處に求道中心の生活と傳道中心の生活との區別を劃すべきか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...善人と惡人との間に隨分本質的な境界を劃することも亦出來る筈である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...是に依り火山活動の消長が一の時期を劃するものなることを推知するに足る...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...優に時期を劃するに至る可き二大事件なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...房一の帰郷開業はその生涯を劃する大きな変化でもあつたが...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...闇夜の空に朧(おぼろ)な多角形を劃するわが家の屋根を見上げる時に...
寺田寅彦 「柿の種」
...空地を劃する曲線の所に...
豊島与志雄 「群集」
...その西洋の歴史を劃する宗教の出現について...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし間近かの大雪田は、夏の高山特有の、暗いまで濃密な碧空と、強烈に境を劃す...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...個々の世界は個々の中心を因果(いんが)の交叉点に据えて分相応の円周を右に劃(かく)し左に劃す...
夏目漱石 「虞美人草」
...此兩時代の間に一段落を劃するを...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...特に足利時代といふ一時代を劃する必要の有無である...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...我が国流行歌史上に一大エポックを劃するに至つた」と佐藤氏は手記されてゐる...
正岡容 「大正東京錦絵」
...たとえば定住産業に従事せぬ人民は土地を区劃する必要がないので...
柳田國男 「地名の研究」
...開墾地ではまたその内を区劃するための地名を必要とする...
柳田國男 「地名の研究」
...力強いあの空と水とを劃する一線に深く眺め入つて見たい――車の上で話も出来ないので...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
...小町大路ノ辻を劃す柳営の長い長い大築土(おおついじ)の外からでは...
吉川英治 「私本太平記」
...しかしそれにしてもこの追放令がはっきりと一つの時期を劃することは認めざるを得ない...
和辻哲郎 「鎖国」
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