「剥落」の意味
表面がはがれ落ちること
「剥落」の例文(場面別)
- 建築・工事古い建物の外壁が剥落し、危険な状態になっている。
- 美術品修復絵画の彩色層が剥落する前に、早急な修復作業が必要だ。
- 皮膚トラブル日焼け後、皮膚が剥落してきたので保湿ケアを始めた。
小説での「剥落」の使い方
...雨風で屋根瓦が剥落した...
...地震で岩石が剥落し、道路が寸断された...
...車の塗装が剥落している部分がある...
...爪が剥落したので、爪切りで切り落とした...
...このクリームを塗ると、角質が剥落してすべすべになる...
...そのところどころ剥落(はくらく)した朱塗りの丸柱の下へ来て...
芥川龍之介 「偸盗」
...塗壁(ぬりかべ)も剥落(はくらく)仕り候云々という...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...所々大きく剥落(はくらく)していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...女の人数だけずらりと並んだ鏡台と鏡台との間からはわづかに漆喰の剥落ちた壁が現れてゐて其面には後から後からと...
永井荷風 「勲章」
...遠慮なく剥落(はくらく)してしまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分たちの信用が剥落(はくらく)したかの如く残念がり...
中里介山 「大菩薩峠」
...南面東隅のみが剥落のためか不分明なばかり...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...もう何処もかも痛いたしいほど剥落(はくらく)しているので...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...反古張りの襖も剥落(はくらく)し尽していた...
森鴎外 「細木香以」
...撃鉄や安全環はニッケルが剥落して黒い生地(きじ)を露(あらわ)し...
夢野久作 「暗黒公使」
...剥落(はくらく)と褪色(たいしよく)とは恐らく此(この)像の女の運命なるべければ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...模写(コツピイ)で見て居たのと異(ちが)つて剥落(はくらく)を極めて居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...國家として歴史が剥落されてならないやうに...
吉川英治 「折々の記」
...長やかな腰刀だけに鞘(さや)の塗(ぬ)りの剥落(はくらく)しているのが目にたつ...
吉川英治 「剣の四君子」
...今はこの画の毀損(きそん)し剥落(はくらく)した個所によって妨げられることなしにこの画を鑑賞している...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...剥落や補筆が目について静かに引き入れられて行く気持ちになれなかった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...その間に点々として存する白い剥落面とは...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...自然の剥落としてはあまりに都合よく行き過ぎている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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