...多少剣呑(けんのん)である...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...なかなかあぶないぜ」「コリャ剣呑(けんのん)だ...
伊藤左千夫 「水籠」
...しかしそれよりもっと剣呑な横浜からよりは...
大杉栄 「日本脱出記」
...剣呑(けんのん)でございますよ……あけっぱなしというところまでは...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...どうやら剣呑(けんのん)だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...剣呑(けんのん)といえば剣呑です...
中里介山 「大菩薩峠」
...吹き出したけれども剣呑(けんのん)は剣呑です...
中里介山 「大菩薩峠」
...後(あと)から尾(つ)いて行くものが剣呑(けんのん)だ...
夏目漱石 「虞美人草」
...しかし二階からもとなると剣呑(けんのん)だ...
夏目漱石 「虞美人草」
...女には剣呑(けんのん)だから...
夏目漱石 「行人」
...俵で眼先がつかえてるから定めし剣呑(けんのん)がるだろうと思いのほか...
夏目漱石 「坑夫」
...それよりか黙ってる丈夫の人の方が剣呑(けんのん)さ」私は理屈から出たとも統計から来たとも知れない...
夏目漱石 「こころ」
...あれを忘れずにいて下さればいいのです」「下宿の世話なんかするものあ剣呑(けんのん)だという事ですか」「そう露骨(ろこつ)に云うと...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...そんな剣呑(けんのん)な思いまでして借りる必要もあるまいからね」健三は苦々しいうちにも滑稽(こっけい)を感じた...
夏目漱石 「道草」
...ちょうど木槿垣(むくげがき)を一重隔てて南隣りは沈澱組(ちんでんぐみ)の頭領が下宿しているんだから剣呑(けんのん)だあね」「困るね」と東風君が気の毒そうに調子を合わせる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...その下にどんな剣呑(けんのん)なものが隠れているか見当がつかないので...
久生十蘭 「白雪姫」
...何だか剣呑(けんのん)で不愉快な感じがする位であるから...
正岡子規 「病牀六尺」
...わざわざ招き寄せられる剣呑(けんのん)な季節にもなっていたからである...
柳田国男 「年中行事覚書」
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