...多少剣呑(けんのん)である...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...こいつは剣呑(けんのん)剣呑……」そこで...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...――つまりこんな場合にいちばん剣呑(けんのん)なしろものなんで...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...実行と交渉のある議論であるから剣呑(けんのん)です...
中里介山 「大菩薩峠」
...剣呑(けんのん)といえば剣呑です...
中里介山 「大菩薩峠」
...こいつが剣呑(けんのん)だということを御承知願えてえんでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...今度は座敷牢では剣呑(けんのん)だから...
中里介山 「大菩薩峠」
...俵で眼先がつかえてるから定めし剣呑(けんのん)がるだろうと思いのほか...
夏目漱石 「坑夫」
...それよりか黙ってる丈夫の人の方が剣呑(けんのん)さ」私は理屈から出たとも統計から来たとも知れない...
夏目漱石 「こころ」
...そんな剣呑(けんのん)な思いまでして借りる必要もあるまいからね」健三は苦々しいうちにも滑稽(こっけい)を感じた...
夏目漱石 「道草」
...私も少々剣呑(けんのん)になってるんですよ...
夏目漱石 「門」
...「君独仙の説を聞いた事があるのかい」と主人は剣呑(けんのん)だから念を推(お)して見る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...剣呑(けんのん)だから夜(よ)るは寝床の中へ入れて寝ました」「少しきたないようだぜ」「だから食べる時にはちょっとお洗いなさい」「ちょっとくらいじゃ奇麗にゃなりそうもない」「それじゃ灰汁(あく)でもつけて...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...剣呑(けんのん)せんばんで戦術上のあらゆる理論を越えたものがたくさんあった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼らにとっては剣呑なことなのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...剣呑(けんのん)な思いをしなければなりませんから』といったような塩梅(あんばい)式に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...すくなくとも夜中(やちゅう)だけは繃帯を解いて鍵をかけておかないと剣呑(けんのん)ですよ...
夢野久作 「一足お先に」
...また当座だけでも江戸から足を抜かないと剣呑(けんのん)かも知れねえぞ」あわてて腰へ煙草入れをさし込み...
吉川英治 「江戸三国志」
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