...地蔵様の石を削るわ...
泉鏡花 「悪獣篇」
...厳しゅうて笛吹は眇(めかち)、女どもは片耳殺(そ)ぐか、鼻を削るか、蹇(あしなえ)、跛(びっこ)どころかの――軽うて、気絶(ひきつけ)……やがて、息を吹返さすかの...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...晃々天を削る如く...
宇野浩二 「それからそれ」
...彼にとって同志チェルパスはロシア科学の最前線で鎬を削るライバルで...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「いえ、いえ、ラゴーフにはもう!」
...反対側の横腹の凹部は一と当てで削ることは出来ない...
高村光太郎 「回想録」
...その代りあまり必須でない科目を削るがいい...
寺田寅彦 「アインシュタインの教育観」
...そのころから自分は次第にわれとわが身を削るような...
寺田寅彦 「花物語」
...材木を削るよりも...
直木三十五 「南国太平記」
...後はどんどん削ることにした...
中谷宇吉郎 「映画を作る話」
...髯を削るやうに切つたとしたら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...火のついた街では氷を削るような音がしている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...第二部の正誤には硫酸の硫の字を削ることにした...
森鴎外 「訳本ファウストについて」
...綿文が小判を削るのは...
山本周五郎 「さぶ」
...骨を砕き肉を削るおもいでやってまいったのです...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...必要と思われる入費もできるだけ削るようにつとめて来た...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...子供が鉛筆を削っているとあまり無茶に削るので何べんでもシンが折れました...
夢野久作 「鉛筆のシン」
...そのうちにゴリゴリと物を削る音が一そう高くなったようです...
夢野久作 「雪子さんの泥棒よけ」
...歯を削ることなんかできるもんか」――フィリップが答える...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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