...ヲンナは満月を小刻みに刻んで饗宴を張る...
李箱 「興行物天使」
...小刻みにおいでなさる...
泉鏡花 「怨霊借用」
...お父さまのお刻みになった仏像を盗み出そうとしているに違いない」絹枝さんは...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...女は夫人の言葉通りに小刻みに体を震わせながら...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「あの顔」
...王は小刻みに歩いてその花の下をいった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「嬰寧」
...歴史的時間の刻みによって浮び出て来る一つの時代である...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...鑿の一刻み一刻みにのびてゆく...
豊島与志雄 「常識」
...小刻みに寄った右源太...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...階級を七十三の小刻みに分けました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ガタガタ小刻みに顫(ふる)えて...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...体中がなぜともなく、小刻みに顫えて、『どの位の山が来るだろうか、大きな奴だったら、もう一切おしまいだ、緑屋も押し潰し、埋め込んでしまうし、そうなれば、五十年近い俺の稼業も、これでひとまず行き止りというものだろうし、だが、何とかならないものかな、何とかして、この山を止める法はないのか、まだ落ちてしまったのじゃないし、何とか方法はないのか、と考えたり、ワルや玄能や、ロープや、スコやノミなどを片付けさせたり、トロを押し出させたり、坑夫を山の上からも下からも引き上げさせたりして、さて、すっかり片付いてしまうと、この山は奇蹟でこのまま、食い止まるのじゃあるまいか、と思ったりして、いろいろ考えあぐんで、腹の決まらないもんだね...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...体が小刻みに顫え出して...
北條民雄 「いのちの初夜」
...それに連れて小刻みに震へながら...
牧野信一 「サクラの花びら」
...小刻みに駈けてきた足音が急に止まって...
正岡容 「小説 圓朝」
...白足袋の足を小刻みにせかせかと歩いている...
矢田津世子 「神楽坂」
...小刻みにふるえている肩に...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...その魂と肉体を一分刻みに……見る見るうちに亡ぼして行こうと試みている事がわかり切っていた...
夢野久作 「鉄鎚」
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