...時間は刻々とすぎていった...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...刻々と最後に近づくばかりであった...
海野十三 「宇宙戦隊」
...刻々と伝わってくる報告を取りあげ...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...其のうちに夜は刻々と更けて往った...
田中貢太郎 「魔王物語」
...異常な男女が刻々とふえつつあるのだ...
田中英光 「野狐」
...ちょうどあたりが僅(わず)かに残る明るさから刻々と墨一色の暗さに移る微妙な時に...
谷崎潤一郎 「細雪」
...刻々と逼(せま)る黒き影を...
夏目漱石 「草枕」
...くる/\變つて行く想像の五色眼鏡(めがね)に刻々と寫つて來る樣々の景色を描いた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...あれらの山々がそうしてゐる間にも刻々と切り崩づされるに随つて金貨を積んだ橇の音が次第々々に近づいて来てゐるのだといふ素晴しい夢に誘はれてゐたのである...
牧野信一 「熱海線私語」
...その中にもあたりに立ちこめた霧は刻々と深くなつて参りました...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...夜は刻々と忘れられたるものゝ如く静かに更けてゆきます――...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...こうした中にも物淋しい生命は刻々と過ぎて行きます……筆を止めて...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...刻々と変ってくる時勢と自己の周囲に応じてよく処することを知らなかった日頃の科(とが)が...
吉川英治 「三国志」
...――しかるに尊氏軍は刻々と叡山一点にその重包囲を圧縮しつつある状だった...
吉川英治 「私本太平記」
...今し刻々と暁天のような光彩にうつりつつあるぞ)を感じさせる為にもなった...
吉川英治 「新書太閤記」
...――危機は刻々とせまる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...……しかし、刻々と、矢つぎ早やに諸方からのこの通状だ...
吉川英治 「日本名婦伝」
...刻々と幸福の高まって行くような...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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