...かう云ふ呪は二重に利き目がある...
芥川龍之介 「芸術その他」
...何んの利き目もない...
有島武郎 「星座」
...いささかの利き目もなかった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...魔睡劑の利き目がまだ殘つてゐるのが運び去られる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...おそらくそれが僕にはよい利き目があるだろう...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...惜気(をしげ)もなくばら撒(ま)いてみたところで一向利き目が無い...
薄田泣菫 「茶話」
...それにはもっと利き目があったろうと考えずにはいられなかった...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...それでこそ例えば津浪を戒める碑を建てておいても相当な利き目があったのであるが...
寺田寅彦 「津浪と人間」
...仕事に疲れたものに一夕の軽妙なレビューを見せてこそ利き目はあるであろう...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...もはや誰も利き目のある言葉には数えなくなった...
戸坂潤 「思想動員論」
...之は所謂ユーモア文学ではあっても(併しユーモアはもっと的確で利き目のあるべきもので...
戸坂潤 「思想としての文学」
...皮肉な特徴づけとしては初めの内は利き目があるが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...そしてこの人物論こそは最も利き目のある毒舌振りなのだ...
戸坂潤 「読書法」
...何とかもう少し利き目のある評語を考え出すことが必要だろうと思う...
戸坂潤 「日本の民衆と「日本的なるもの」」
...利き目がありはしないかということです...
中里介山 「大菩薩峠」
...例というものは実感がないと利き目が薄いものだ...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...もう薬もなんの利き目がないのかも知れないなどゝ思ふ...
水野仙子 「脱殼」
...アルコールの利き目とが一緒にあらわれたものであろう...
夢野久作 「暗黒公使」
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