...勿論姫君と別れるのは...
芥川龍之介 「六の宮の姫君」
...あなたは昨日別れるときに...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...きみたちと別れる』というようなことを書いて...
江戸川乱歩 「影男」
...けふのべんたうは野のまんなかでなつかしくもやはらかいフトンである(源三郎居)・蒲団ふうわりふる郷の夢( 〃 )駐在所で源三郎居の所在を教へられて、そこへの石段を上つてゆくと、子を負つた若い奥さんが下つて来られる、それが源三郎さんのマダムだつた、これは句になりさうで、なか/\まとまらない、犬の方はすぐ句になつたが!十一月廿日曇、時雨、下関市行乞、本町通り、岩国屋(三〇・中ノ上)朝風呂に入れて下さつたのはありがたかつた、源三郎さんといつしよに出かける、少し借りる(何しろ深耶馬を下るためにといふので二円ばかり貯つてゐたのだが、宇島までにすつかり無くなつた、宇島で行乞したくないのを無理に行乞したのは、持金二十銭しかないので、食べて泊るだけにも二十二銭の不足だつたからである)、駅で別れる、しぐれがなか/\やみさうもない、気分もおちつかないので、関門を渡る、晴間々々に三時間ばかり行乞、まだ早すぎるけれど、昨春馴染の此宿へ泊る、万事さつぱりしてゐて、おちつける宿、私の好きな宿である...
種田山頭火 「行乞記」
...冷酒をよばれてから別れる...
種田山頭火 「行乞記」
...広告文字が夕日にういて逢へてよかつた岩からの風に・水瓜したゝるしたしさよ(樹明居)別れる星がすべる・ふけて雨すこしおちた星あかりをあふれくる水をすくふ八月二日朝から酒(壁のつくろひは泥だといふがまつたくその通りだ)...
種田山頭火 「行乞記」
...いつしよに塩風呂にはいつてから別れる...
種田山頭火 「其中日記」
...あるだけのお酒をいたゞく・草萌ゆる道が分れる角で別れる・逢へば別れるよしきりのおしやべり・さえづりかはして知らない鳥が知らない木に・水はあふれるままにあふれてうららか○自戒一則――貪る勿れ...
種田山頭火 「旅日記」
...別れる時その内に遊びに行くと云つた早子は何日になつてもみのるの許へ來なかつた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...いつの間にか自分と云うものが二人に別れる...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...別れるのは厭だと云わなかったのだろう...
林芙美子 「帯広まで」
...「許せないのなら別れるより仕方がないよ...
林芙美子 「帯広まで」
...父とは別れることになった...
宮城道雄 「五十年をかえりみて」
...いざとなると別れるのが辛かったんじゃなくって」「正直にいえばほっとしたさ」万三郎はついつりだされる...
山本周五郎 「風流太平記」
...「おれは別れるって云った筈だぜ」「いつだって別れるじゃないの」とおみやは彼の手に頬ずりをした...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...彼は今朝甲谷と別れるとき...
横光利一 「上海」
...あの人だつてまあ別れると云ふやうな気にはなれないやうですね...
與謝野晶子 「女が来て」
...別れる折、関羽は言伝(ことづ)てに、曹操の信義を謝し、また大切な部下を殺(あや)めたことを詫びた...
吉川英治 「三国志」
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