...また士族などが商売を初める者が多く...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...居睡(ゐねむり)を初める隣の女...
石川啄木 「心の姿の研究」
...「これが、君」と、義雄はそれを勇の前に繰り廣げ、「僕として殆ど絶縁のつもりで出した手紙に對する返事だ」と説明して、讀み初める...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...そのうちには桜が咲き初めるし...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...この家も近く宿屋を初めるつもりらしい...
種田山頭火 「行乞記」
...この男の仕事を初める物の音に...
津村信夫 「猟人」
...掘り初める時にやって来たという神官が...
豊島与志雄 「古井戸」
...工夫の恐しい姿が見え初めるので...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...早い蒙古の朝ぼらけが動き初める...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...動意起るハヤを追ひ初める...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...まず顔に目をひかれ初めるものであるという人間の素朴本然な順序に...
宮本百合子 「あられ笹」
...仁輪加を初める奴があるか……」しかし篠崎仁三郎はどこへ行ってもこの調子であった...
夢野久作 「近世快人伝」
...頬を拭いまわし初めると...
夢野久作 「戦場」
...曲馬の興行を初めるまでの一週間の間に...
夢野久作 「暗黒公使」
...クルリクルリと眼の前で回転し初めると同時に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...声帯に伝わる神経を圧迫して声を嗄(か)らしたりし初めるのであるが...
夢野久作 「冥土行進曲」
...渦の中へ巻き込まれるように急にグルグル廻り初める...
吉川英治 「江戸三国志」
...ふと酒を飲み初めるようになった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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