...やがて又初一念を思ひ起いた顔色で...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...僕は「新聞国(しんぶんこく)」の初版よりも...
芥川龍之介 「本の事」
...その成長せるもののその初発のときに異なるを見て...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...すでに事件の最初から血腥(なまぐさ)い戦端をひらいていたんだ...
海野十三 「蠅男」
...最初ながしの空巣狙いと見当つけて捜したんですが...
大阪圭吉 「あやつり裁判」
...三藏は格別氣にも止めず此處迄懷にして來たのであつたが今此場合になつて初めて若い男から若い女に送る手紙の特別の意味を了解したやうな心持がした...
高濱虚子 「俳諧師」
...そうして更に初から書きなおしたのが...
津田左右吉 「学究生活五十年」
...」蔦子はそこで初めて笑った...
豊島与志雄 「死の前後」
...初めは判らなかったが...
直木三十五 「死までを語る」
...その作元(もと)より初代豊国に比する事能(あた)はざれど今日に至りてこれを見れば同門の国貞国政(くにまさ)らと並びて更に軒輊(けんち)なし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...明治四十三年の初(はじめ)森上田両先生慶応義塾大学部文学科刷新の事に参与せらるるやわが身もその驥尾(きび)に附して聊(いささ)か為す所あらんとしぬ...
永井荷風 「書かでもの記」
...最初の機鋒を最後まで通して...
中里介山 「大菩薩峠」
...「君たちのいいようにし給え」と兵馬は、聞きようによっては自暴(やけ)に聞けるようなことを言って、また最初の通り、縁台の上へゴロリと横になってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここに移って初めての朝...
中谷宇吉郎 「雑魚図譜」
...家の病人の悪いと云う事で旅先から帰ると云うのは私にとっては今度が初めてで口に云い表わせないワクワクした気持がそう云う事に経験のない私の心を目茶目茶にかき廻した...
宮本百合子 「悲しめる心」
...初めの五日間は、女が付きっきりで看護をしてくれた...
山本周五郎 「花も刀も」
...初めて登高の快味を覺える人もあるであらうし...
吉江喬松 「山岳美觀」
...初冬の空はすみ風は冴えて...
吉川英治 「源頼朝」
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