...あれはモルネリウスという四次元生物の切り口だけが見えたのです...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...切り口が立体(りったい)になっているのですか」「へんなようだが...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...」いかにも、それは、なにかするどいはもので切ったような、切り口でした...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...貞之助は切り口上で答えたが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...切り口が青貝のように底光りする白い美しい肉の色が眼の前にちらついて来て...
谷崎潤一郎 「細雪」
...隣の息子なんか、たまたま私のうちへ来ても、大学の先生だと思ってか、遠く離れて、きちんと座り、しゃちこばって、切り口上で、ことさら難しい言葉を並べ立てるので、こちらもいつしか冷淡になり、ああそうですか、いずれ考えておきましょう、などと返事をせざるを得なくなる...
永井隆 「この子を残して」
...切り口が曲つて居る――と俺はあの時言つたらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――毒でやられたんだ」「へエ――」「首の切り口が膾(なます)のやうぢやないか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大根の切り口みたいな大阪のお天陽様ばかりを見ていると...
林芙美子 「新版 放浪記」
...また変に武士の娘を気取つて堪らない切り口上で亭主を説伏させやうとしたりする様などを眺めると...
牧野信一 「スプリングコート」
...」母は更に切り口上で父に詰ると...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...何となく切り口上で唸つた...
牧野信一 「真夏の朝のひとゝき」
...伐木場から橇で運ばれて来る木材の切り口を物差で計るのである...
牧野信一 「山を降る一隊」
...それから鞄をあけて一つの膏薬(こうやく)の瓶を出して、切り口へ塗って、豚吉は豚吉、ヒョロ子はヒョロ子と、間違えないようにくっつけ合わせて、そこいらにあった藤蔓(ふじづる)で縛ってしばらく寝かしておきますと、やがて二人ともグーグーといびきをかき初めました...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...蘆(あし)とか篠竹(しのだけ)とかの切り口を...
柳田国男 「母の手毬歌」
...「今日は薬礼をもらって帰るから御用意を願いたい」と切り口上で云った...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...このまえのときよりずっと切り口上で云った...
山本周五郎 「雨あがる」
...「お大事にあそばせ」と切り口上で云い...
山本周五郎 「風流太平記」
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