...何の事ともなく自分の爲事を早く切り上げて...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...いゝところで切り上げないと拙いでせう?――折角の印象を弱めることになりますからね...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...二圓餘りし金、四十錢を二人の女に祝儀にやりたれば、餘す所は、わづかに一圓六十錢、ぐず/\して居れば、又一人來さうな氣色なれば、已むを得ず、切り上げて眠る...
大町桂月 「春の筑波山」
...いい加減に切り上げて...
橘外男 「生不動」
...好い加減にこの会合を切り上げて一刻も早く帰宅したいことであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...好い加減なところで切り上げたのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...云われないでも潮時を見て器用に切り上げるつもりだけれども...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...今夜は話はこれで切り上げるとしようかな?」「もうしばらく...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...わたくしは清さんとの話を切り上げました...
豊島与志雄 「死因の疑問」
...」しかし彼は簡単に切り上げることができなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...話を切り上げながら云う...
夏目漱石 「虞美人草」
...自分もそれを好い機(しお)にすぐ舌戦を切り上げた...
夏目漱石 「行人」
...これでもあなたの旦那様(だんなさま)を案内して倫敦(ロンドン)を連れて歩いて上げた覚(おぼえ)があるんだから」「じゃ巴理(パリ)で籠城(ろうじょう)した組じゃないのね」「冗談じゃない」三好の洋行談をひとしきりで切り上げた夫人は...
夏目漱石 「明暗」
...お時は果して話をそこで切り上げなかった...
夏目漱石 「明暗」
...宗助はそれなり話を切り上げて寝た...
夏目漱石 「門」
...たいていにして切り上げましょう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...いゝ加減で切り上げて宿へ帰り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...イエニーは十四ヵ月でパリ生活を切り上げなければならなくなった...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
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