「切々」の意味
心に強く訴える様子
「切々」の例文(場面別)
- 日常会話彼の切々とした言葉に、思わず涙がこぼれた。
- 文学作者の切々とした描写が、読者の心を揺さぶった。
- ビジネス彼の切々としたプレゼンテーションが、投資家の心を動かした。
小説での「切々」の使い方
...噫(ああ)!」帆村の読みあげる天才ドクトルの切々の情をこめた日記の文句に...
海野十三 「蠅男」
...正造最早用いるなき場合なり」切々の情は...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...それらの生物に対する氏の同情が切々と溢(あふ)れ出ていて...
谷譲次 「踊る地平線」
...小絃(しょうげん)は切々(せつせつ)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...切々に聞えるのでした...
野村胡堂 「江戸の火術」
...切々たる手紙を書いては...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...私一人は駈脱(かけぬ)けるようにして側視(わきみ)もせずに切々(せっせ)と帰って来る...
二葉亭四迷 「平凡」
...切々(きれ/″\)と響いた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...生きることの恐ろしさを切々と覚えながら...
北條民雄 「いのちの初夜」
...私にもいいところが何かあるでしょう」切々と訴えるような声だった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...哀々切々の思いをたしかにこの唄い女は身をもって嘆き...
正岡容 「寄席」
...書いて切々と思う...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この切々の情を見聞して流石(さすが)に惻※(そくいん)の情に動かされたが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...切々と書かれてある...
吉川英治 「私本太平記」
...切々(せつせつ)申しあげたという...
吉川英治 「私本太平記」
...小絃は切々として私語(しご)のごとしという形容(ことば)のままだった...
吉川英治 「親鸞」
...お護(まも)り申しあげているでしょう……)切々たる末期(まつご)の文字をつらね...
吉川英治 「平の将門」
...その二音の繰返しが十度び位ゐも切々(せつ/\)として繰返さるゝと...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
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