...刀自は宮川牧師を振り向いて言つた...
薄田泣菫 「茶話」
...口を歪めて縮(ちゞ)かまつてゐる大隈侯の夫人綾子刀自(とじ)である...
薄田泣菫 「茶話」
......
相馬御風 「坪内先生を憶ふ」
...刀自の身上に何ら潔白を傷つける次第でもありませんが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...これは母または本家の刀自をさすが...
高群逸枝 「女性史研究の立場から」
...過ぎしころは夜ごとに梟の鳴きつときけばふくろふの宵々なきし榧の樹のうつろもさやに照る月夜かもおなじく庭のうちなる樟の木の葉のきら/\とかゞやきたるを主の女の刀自のいとうつくしきものと稱ふれば我が刀自にかはりてよみける秋の夜の月夜の照れば樟の木のしげき諸葉に黄金かゞやく一日小雨...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...又わたくしが嘗て伊沢良子刀自を訪うて検し得た文書の中に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...座布団と蔽膝との事は曾能子(そのこ)刀自の語る所に従つて記す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...蘭軒の遺弟子(ゐていし)は所謂又分家の良子(よしこ)刀自所蔵の門人録に八十一人...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは此より曾能子(そのこ)刀自の記憶に本づいて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そして其大半は曾能子刀自の記憶する所である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...大坂往復の事は良子刀自所蔵の柏軒が書牘に見えてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此書は現に良子刀自が蔵してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...同じ刀自の蔵儲中にある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...前の家刀自(いえとじ)が家を支配する限り...
柳田国男 「木綿以前の事」
...この権能を最も巧妙に利用する家刀自が...
柳田国男 「木綿以前の事」
...声を荒くして「刀自」と呼びかけた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...其妻敏子刀自また歌と書とを善くせり...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
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