...僕はズボン下に足袋(たび)裸足(はだし)麦藁帽(むぎわらぼう)という出で立ち...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...今から行けば、時も亦好きに非ずや』と、裸男知つた風の事云へば、なるほどと山神感服して、共に出で立つ...
大町桂月 「久地の梅林」
...『我も』とて出で立つ...
大町桂月 「鹽原新七不思議」
...三本木へとて、出で立つ...
大町桂月 「十和田湖」
...やがて一間(ひとま)を出で立ち給ふ小松殿...
高山樗牛 「瀧口入道」
...今しもお宮は露路口の石段を上って表の通路(とおり)に出で立ちながら腰帯の緩(ゆる)みをきゅっと引き締めながら...
近松秋江 「うつり香」
...木魚の音のポン/\たるを後に聞き朴歯(ほおば)の木履(ぼくり)カラつかせて出で立つ...
寺田寅彦 「半日ある記」
...パナマ帽という出で立ち...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...出で立つの用意と見えます...
中里介山 「大菩薩峠」
...武者修行に出で立つべく...
中里介山 「大菩薩峠」
...(こんな夜更(よふけ)に暗がりの庭に私を出で立たせるやうな落着けない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...今ぞ出で立つ父母の国勝たずば生きて還らじと誓う心の勇ましさ或は草に伏し隠れ……果てしなく軍歌は歌われていく...
正岡容 「寄席」
...軈て私は若い農夫のような出で立ちをした...
松永延造 「職工と微笑」
...予君の父君に久しく止宿して後渡米の時その家から出で立った...
南方熊楠 「十二支考」
...甲斐々々しく出で立ったお妙は着物が腰の辺まで濡れている...
三好十郎 「斬られの仙太」
...疾(と)く出で立て...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...かく続々と前後して戦場に出で立つ折...
吉川英治 「私本太平記」
...その衝動が最初に知識欲と結びついて冒険的な旅行に出で立たせたのは...
和辻哲郎 「鎖国」
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