...その本質に存在が屬するところのいかなる他のものも私によつて考へ出されることができない故に...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...それを聞いてたけり立ち悶絶(もんぜつ)して場外にかつぎ出されるクサンチッペ英(はなぶさ)太郎君のあとを追うて「せっかく円満になりかけた家庭を滅茶滅茶にされた」とわめきながら退場するのは最も同情すべき役割であり...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...もはや到底収拾すべからざる雑踏と混乱との中に見出される他はない...
戸坂潤 「科学論」
...実践に関する博士の一切の規定が導き出されることが出来るからである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...そうした病理的事情は多くの社会意識(個人意識から区別する)に就いても見出されるので...
戸坂潤 「思想としての文学」
...必要が一日先に押し出される...
豊島与志雄 「慾」
...慘憺(さんたん)たる現場がマザマザと照らし出されるのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...週に二度昼食(ミッタークエッセン)に出される筋の多い肉の匂い...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...さらにまた峰の朝霧に悲しみを引き出される結果を見ました...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...幾組にも分けて為事に出されるだらう...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...もとより牢屋敷(ろうやしき)に呼び出されるような親類はないので...
森鴎外 「高瀬舟」
...この世にせめて一つくらいは見出されるであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...泣き出されると、寿女は困って、よく、この子の駱駝になって、狭い部屋の中をせいせい言って匍い歩いた...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...町を歩きますと長い竹の柄(え)の附いた塗杓子(ぬりしゃくし)の美しいのを見出されるでしょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...椿(つばき)の花が思い出される...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...一体どういう形で出されるのか」「勲功にも...
吉川英治 「私本太平記」
...典型的な名門の公達(きんだち)がそこには思い出されるのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...役所にあって政(まつり)を見られるがよい――そしてふと思い出されるごとに...
吉川英治 「親鸞」
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