...その麦畑の処々に...
芥川龍之介 「上海游記」
...処々にあった水茶屋(みずぢゃや)というのは別なもの...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...処々に泥土さへ着きて...
石井研堂 「元日の釣」
...宮中厠(かわや)と申候共同便所の如きもの往来の両側に処々散在すれども日本の共同便所と同日に談ずべくもなし...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...処々に御花畑あるのみにて...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...処々に水溜(みずたまり)が出来て居るが...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...処々に雑草の茂みを作りながら...
豊島与志雄 「水甕」
...市中処々の桜花既に開くといふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...それでもまだ処々に閑地を残している...
永井荷風 「日和下駄」
...路はまだ処々で煙り...
原民喜 「夏の花」
...角町(すみてう)京町(きようまち)処々(ところところ)のはね橋より...
樋口一葉 「たけくらべ」
...陛下に叛逆し奉つたことでもあると仰せられまするか? 何のために御信任を失ひましたのでござりまするか? さきには処々方々に砦を築いてわれらザポロージェ軍に備へるやう詔勅を下し給はつたと漏れ承りまするし...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...処々に蝋燭のたれがおちて居る...
平出修 「夜烏」
...あの長い歌詞の処々を口吟んで見ると...
牧野信一 「変装綺譚」
...蓮根採取用として処々に植えられています...
牧野富太郎 「植物記」
...されば僻地(へきち)盗難繁かった処々は...
南方熊楠 「十二支考」
...その途中の処々に鶏(にわとり)の肺臓みたようなものが...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...処々が埋もれた野や山や河や海や森林に投げています...
夢野久作 「雪の塔」
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