...凝然として小さくうずくまる若者ののらしい黒点を見つめていた...
有島武郎 「或る女」
...凝然として延び広がっていた...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...凝然(じつ)として居る人だ...
石川啄木 「菊池君」
...凝然と動かなくなっていた...
谷崎潤一郎 「鍵」
...たゞ其の人を見る黒い眸子(ひとみ)の澄んで凝然と動かぬ処に...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
......
富澤赤黄男 「天の狼」
...凝然として眼を注いだだけでは...
中里介山 「大菩薩峠」
......
中島敦 「和歌でない歌」
...堀(ほり)の淺(あさ)い水(みづ)には此(こ)れも冷(つめ)たげに凝然(ぢつ)と身(み)を沈(しづ)めた蛙(かへる)が默(だま)つて彼(かれ)を見(み)て居(ゐ)た...
長塚節 「土」
...彼(かれ)は凝然(ぢつ)と遠(とほ)くへ自分(じぶん)の心(こゝろ)を放(はな)つたやうにぽうつとして居(ゐ)ては復(また)思(おも)ひ出(だ)したやうに麁朶(そだ)をぽち/\と折(を)つて燻(く)べた...
長塚節 「土」
...卯平(うへい)は一杯(ぱい)をも口(くち)へ銜(ふく)まぬのに先刻(さつき)から只(たゞ)凝然(ぢつ)として...
長塚節 「土」
...毎夜夜半まで官舎の古びた机に倚って孤影凝然と犯罪学(クリノロジイ)の研究に従っている...
久生十蘭 「魔都」
...凝然と真名古の面を注視している...
久生十蘭 「魔都」
...凝然(ぎょうぜん)と眼を見詰め合う...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...凝然として何かを狙っている...
室生犀星 「とかげ」
...凝然(ぎょうぜん)と...
吉川英治 「私本太平記」
...強右衛門はそこを叩こうとはしない――凝然(ぎょうぜん)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...姿勢を正して凝然(ぎょうぜん)と日輪を見ていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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