...からだじゅうが一時に凍るような心もちがした...
芥川龍之介 「偸盗」
...一九)春春が來た夜は尚夥しい霜で大地がコチ/\と凍るのに晝間はもう全く春だ往來には空氣も人も流れ出した不思議な一大氣體が日に日に此の世の岸に漂着して來る...
千家元麿 「自分は見た」
...天皇陛下の御ため大日本帝国のために御つくし下さるよう祈って居ります左様なら」月も凍るしべりや...
太宰治 「惜別」
...『凍る衾(ふすま)に』云うとこがおましたな」とか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...背筋の凍る死に様はなかった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...全身の血が凍るかと思われた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...凍るようであった...
直木三十五 「南国太平記」
......
中原中也 「山羊の歌」
...(1)零下一〇度まで過冷却した霧粒が固体表面に衝突する(2)衝突した瞬間に八分の一だけ凍る(3)残りの水が凍り切らぬうちに次の霧粒が衝突する(4)零度の水膜がひろがる(5)表面がいつも零度の水膜で蔽われながら凍結が進行する...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...水が凍ると約一割体積を増すことはよく知られている...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...北満などでは二間くらいの深さまで土が凍ることも珍しくない...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...そのまま凍るような風の下に...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...伊豆山には霰が降り故人を偲ぶわが涙は為に凍ると遠きより近きに及びその光景を抒しつつ未曾有の天気と結んだ手際のあざやかさ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...幼ないながらも胸が凍るように感じた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...志保はからだじゅうの血が凍るような悪寒に襲われた...
山本周五郎 「菊屋敷」
...ふたたびすさまじい寒気にうたれて骨の髄まで凍るようだった...
山本周五郎 「新潮記」
...ぎくっと肌のうぶ毛が凍るような心地して...
吉川英治 「宮本武蔵」
...私自身との間に身も凍るような繋がりがあるような感じがした...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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