...これ等にはほんの雨露を凌ぐといった程度のものから...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...足下等の国では火というもので寒さを凌ぐのかは知らんが...
大杉栄 「獄中消息」
...根気を凌ぐことはできないのです」まさに堂々たる言い分である...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...今に故右大将家をも凌ぐ大将軍になし奉らんとそれを楽しみにして朝夕怠らずお仕へ申して居られたやうにも見受けられましたが...
太宰治 「右大臣実朝」
...寒暑や飢餓を凌ぐにさえ足りれば様式などは問う所でないと云う人もあろう...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...然しその潜勢力は朱鵬を凌ぐものがあると言われていた...
豊島与志雄 「秦の出発」
...僅かに雨露を凌ぐに足るだけの住居と...
豊島与志雄 「バラック居住者への言葉」
...菊池寛君の「東京行進曲」の映画化が外国映画を凌ぐ人気の中心になっているのも...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...その信仰を把持する時それは私の印度に對する愛をも凌ぐであらう...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「劒の教義」
...山の夜風をどうして凌ぐかと思はれるやうな...
正宗白鳥 「新婚旅行」
...どんなに凌ぐに張合あるものとなって来るだろう...
宮本百合子 「合図の旗」
...雄々しく辛苦を凌ぐ粘りと勇気がもてたのでした...
宮本百合子 「キュリー夫人の命の焔」
...勿論、あなたは以前から、いろいろとユリの成長について、上にかぶさって来る或はひきずっている様々のものを見ていらしたし、それについてふれて来て下さっていましたが、去年は、私が自身の生活事情が変化したことから、それを凌ぐ、或は受けとめる内心の要求として、自分の作家的な経歴というようなものや何かにつよく執したと思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...降りつむ雪をよけまた寒さを凌ぐために...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼らに我々を凌ぐ大きな優越を与えてしまう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...凌ぐのがむしろ自然である...
柳宗悦 「工藝の道」
...或いはかれらを凌ぐ存在にのしあがらなければならぬが...
山本周五郎 「新潮記」
...雪を凌ぐ梅花の芳烈...
吉川英治 「剣の四君子」
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