...この根より離るゝとき夢そのものも次第に凋落する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...活動力の凋衰(ちょうすい)から起こる寂しい心細いというような趣を絵に書いて見たらこんなであろうなどと考える...
伊藤左千夫 「水籠」
...この手(て)が付(つ)くと凋(しぼ)んでゆく...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「癩病やみの話」
...結局は落語の凋落をいかに早めたかを省るがいい...
武田麟太郎 「落語家たち」
...苦しい贅沢とでもいはうか!┌流転美│頽廃美└壊滅美凋落の秋の色散る葉のうつくしさ木の葉は散るときが最もうつくしい...
種田山頭火 「其中日記」
...幼年時代の消耗し凋(しぼ)みはてた魂が剥落(はくらく)するのを見ながらも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ことにそれを凋ませず...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...凋落(ちょうらく)と腐朽と零落と悲哀とである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分は年ようやくたけて容色は日に日に凋落(ちょうらく)してゆくし...
中里介山 「大菩薩峠」
...孰(いづ)れの梢(こずゑ)も繁茂(はんも)する力(ちから)が其(そ)の極度(きよくど)に達(たつ)して其處(そこ)に凋落(てうらく)の俤(おもかげ)が微(かす)かに浮(うか)んだ...
長塚節 「土」
...蓋し凋落の秋の心持を「泡盛草」に借りて表現するものであらうか...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...尋常なら凋落だけであつて...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...孔雀が翼(はね)を凋めるやうに静かに欄干(てすり)に凭り掛りました...
牧野信一 「青白き公園」
...こんなにも脆く凋んで...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...そろそろ凋落に向いつつある状態を示しているのでございます...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...又孔子は「歳暮れ天寒くして百木は風霜の爲めに凋落するに至りて...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...彼は幸子のため凋れた気持ちを何より先ず慰めてやりたかったが...
横光利一 「旅愁」
...自然の凋落(ちょうらく)を急ぐかに思われた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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