...石榴(ざくろ)の果(み)の汁を吸ふやうに滿天(まんてん)の星の凉しさを...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...われはたゞ一種異樣の感にうたれ、われ我を忘れて枯坐しけるに、雨脚はやう/\我に遠ざかりて、軒より直下する點滴、水晶簾を下して、雨の名殘をとゞめ、空は早くも瑠璃をみがきて、一痕の凉月、御嶽の上にさやかなり...
大町桂月 「八鹽のいでゆ」
...清流天上の凉味を傳ふ...
大町桂月 「遊羽雜感」
...荒凉とした満洲の野の闇の中を轟々として走つて行つてゐたが...
田山録弥 「アカシヤの花」
...崖に臨んだ凉しい茶店などが私の眼の前を掠めて通つた...
田山録弥 「百日紅」
...凉しい風に吹かれながら...
田山録弥 「スケツチ」
...『これでやつと凉しうなつた!』母親もいつもと違つて...
田山花袋 「道綱の母」
...陰欝に曇った寒空の下に荒凉としていた...
豊島与志雄 「二つの途」
...夏の夕(ゆうべ)は格子戸(こうしど)の外に裸体で凉む自由があり...
永井荷風 「日和下駄」
...巷(ちまた)に秋立ちそめて水菓子屋の店先に葡萄(ぶどう)の総(ふさ)凉しき火影(ほかげ)に照さるるを見る時...
永井荷風 「葡萄棚」
...腹の底まで凉しくする西瓜が太十の畑に転がった...
長塚節 「太十と其犬」
...座頭(ざがしら)の明石村右衞門は、四十過ぎの立ち役で、これはなか/\の達者、女形(をやま)の大磯虎三郎は、名前に似ず不景氣な役者ですが、二枚目の小磯扇次といふ、白塗の若侍は、なるほど、お松に聽いた非凡の美男で、無暗矢鱈にニツコリ愛嬌笑ひを浮べて、豊かな顏をほころばせる田舍役者らしいイヤな癖はありますが、鼻筋の通つた、眼の凉しい、そして口許に言ふに言はれぬ愛嬌を湛(たゝ)へた、世にも珍らしい美男です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...急に凉しくなりましたね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それに、お絹さんは、凉み船の中で、矢で射殺されたさうぢやありませんか」「その通りさ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...凉み船を調べに來たのは新六郎だと言つたね」「?」「その時...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夏の夕べ凉風を納れるには...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...其中凉葉は紅葉先生の塾に行くし...
三島霜川 「自傳」
...山崎某は過去帳の一本に「清譽凉風居士...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
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