...葉子はそれで白粉気(おしろいけ)のない顔を思う存分に冷やした...
有島武郎 「或る女」
...朝露が足をぬらして冷や冷やして...
太宰治 「美少女」
...笹村は冷たい濡れ手拭でどきどきする心臓を冷やしていた...
徳田秋声 「黴」
...去年氷で頭を冷やしたことをふと思い出した...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...いらぬ事だと冷や冷やしているうちに...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...冷や冷やしているんだ」「まア」とお静...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次はさすがに膽を冷やして起上ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さすがの平次も肝を冷やしましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...くさめ一つにも胆を冷やし...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...冷やし手拭を取り替える役も心配そうに顔を曇らせている義兄玄正にと変っていた...
正岡容 「小説 圓朝」
...最初牛乳と砂糖とを鍋へ入れて火に掛け水に漬けおきたるゼラチンを入れて能(よ)く混ぜ煮上りたる時他の器へ移して暫らく冷まし白身の泡立てたる物を混ぜ合せて型へ入れ能く冷やして型より抜取るなり...
村井弦斎 「食道楽」
...これは冷やして出すとか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...矢代はぱちゃぱちゃと湯を浴び頭をシャワの水で冷やして...
横光利一 「旅愁」
...曹操は肝(きも)を冷やして逃げ出した...
吉川英治 「三国志」
...彼はきもを冷やした...
吉川英治 「私本太平記」
...帰れっ」三物蔭に聞いていた家臣は胆(きも)を冷やした...
吉川英治 「日本名婦伝」
...山木勢も胆を冷やした...
吉川英治 「源頼朝」
...百人の人夫に千手院(せんじゅいん)の冷水をくませて石の船に湛えては冷やしているが...
吉川英治 「源頼朝」
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