...彼女は冥土に娘を送り届けたと言った...
...父の冥土の日には、家族でお墓参りをする予定だ...
...冥土の旅に出る前に、未練のあることをきちんと片付けたい...
...彼の死後、冥土に送るためのお金を募金で集めた...
...冥土の存在について、人それぞれ異なる考えを持っている...
...併し其彌次郎兵衞は冥土の衢に彷徨つて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...横町の後暗さは冥土(よみじ)にも増(まさ)るのみか...
泉鏡花 「婦系図」
...冥土(めいど)へ行くことができぬ...
井上円了 「おばけの正体」
...いつでも冥土(めいど)へ行くの覚悟をしていた...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...冥土(あのよ)へ行(ゆ)くも一しょにお往(ゆ)きゃれ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...提灯(ちょうちん)かね?」「冥土(めいど)の案内じゃ提灯が先だんべ」「東京じゃ旗が先きに行くようだね...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...遠い冥土(めいど)から出張したのだそうだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...おえんまさまの舌は一丈まっかな夕陽煮えるような空気の底哀しみのしみこんだ鼻のかたちその向うに発射する一つのきらめき別に生きようとも思わぬたださらさらと邪魔にならぬような生存おぼつかない冥土(めいど)の細道からあるかなきかのけぶり けぶり推察するようなただよいもなく私の青春は朽ちて灰になる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...その音がまるでもしあるなら冥土(めいど)からでも出ただろうといったふうな妙に陰気な響きであるので...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...「冥土からとどくわけのない手紙を見て...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...話に聞く、冥土の朝景色は、こんなふうでもあろうかと思うばかりだった...
久生十蘭 「奥の海」
...情景がまた薄明りの中に万物がゆらゆらとゆらめく冥土の昼景色といったぐあいなので...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...冥土人間(じんかん)既に処を殊(こと)にすれば...
福沢諭吉 「新女大学」
...誠に冥土(めいど)の人に遭(あっ)たような気がして...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...私の往生は疑いもなく安楽至極で冥土の旅路も何んの障りもないであろう...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...この世の利益はもう必要がなくなった今では冥土(めいど)のお手引きに仏をお願いすることにして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...どっちにしても冥土の道連れだ...
夢野久作 「冥土行進曲」
...一足先に冥土(めいど)へ立った卑怯者は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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