「冥々」の意味
暗くてよく見えない様子
「冥々」の例文(場面別)
- 文学夜の森は冥々として、まるで別世界に迷い込んだようだった。
- 日常会話停電で部屋が冥々としていて、何も見えないよ。
- ニュース地震の後、街は冥々とした闇に包まれた。
小説での「冥々」の使い方
...如何に一身の安慰を冥々に求めて...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...猶冥々の間に自己を生かすものを觸知する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...ましてや神々しきを敬(うやまへ)ば霊威(れいゐ)ある冥々(めい/\)の天道(てんだう)は人の知を以てはかりしるべからず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...盖(けだし)冥々(めい/\)には年月を置(おか)ずときけば百年も猶(なほ)一日の如くなるべし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...冥々裡(めいめいり)に於て予を恵みたるかを覚えたり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...あたかも冥々隠々裡に一の大将ありてこれを指揮したるがごとく...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...されば今日のわが清鮮爽快なる日本の新天地においてすらなお旧分子の冥々隠々裏(り)に飛揚跋扈(ばっこ)の威勢を逞しゅうするもまたゆえなきにあらざるなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...また冥々(めいめい)の裡(うち)にこれを察するを得べし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...なお二人が心は冥々(めいめい)の間(うち)に通いて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...しかし事実上彼らはパノラマ的のものをかいて平気でいるところをもって見ると公然と無筋を標榜(ひょうぼう)せぬまでも冥々(めいめい)のうちにこう云う約束を遵奉(じゅんぽう)していると見ても差支(さしつかえ)なかろう...
夏目漱石 「写生文」
...読んで冒頭より門番の滑稽(こっけい)に至って冥々(めいめい)の際読者の心に生ずる唯一の惰性は怖と云う一字に帰着してしまう...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...自分でも此弱点を冥々の裡(うち)に感じてゐたのである...
夏目漱石 「それから」
...自分でもこの弱点を冥々(めいめい)の裡(うち)に感じていたのである...
夏目漱石 「それから」
...彼らを冥々(めいめい)のうちに繋(つな)ぎ合せているものか...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...冥々(めいめい)の裡(うち)に細君の肩を持たなければならなくなった...
夏目漱石 「道草」
...冥々の間に非常の勢力を逞ふするを得べし...
福沢諭吉 「帝室論」
...冥々(めいめい)たる真の闇が...
吉川英治 「私本太平記」
...冥々昏々(めいめいこんこん)...
吉川英治 「新・水滸伝」
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