...知事が衣冠束帯して赤地金襴の覆いかけたる唐櫃を奉侍して神社に詣でるとか...
丘浅次郎 「教育と迷信」
...眞白な御衣に御冠を御着けになつたまさしく天神樣のお姿ではないか...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...硝子鉢(がらすばち)を冠って...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...大分禿げ上った頭には帽子(ぼうし)を冠(かぶ)らず...
永井荷風 「草紅葉」
...その冠(かぶ)った般若の面に至っては...
中里介山 「大菩薩峠」
...全島氷冠で蔽われているが...
中谷宇吉郎 「南極・北極・熱帯の雪」
...殯期至、親及最契之友、送獅豹、獅豹者、用花毯作身、木作首尾、一人裏於其中、開弔時、列於大門左右、及啓霊、獅豹先入於霊前舞踏、喪家先備制銭一千或両千、置於霊几、舞踏畢、臥干旁、従腹中出小獅討喜銭、即攫几前銭而去、間有用数人、仮戯場衣冠、於獅豹舞畢、演戯一折、然後啓霊、此等郷間皆親友為之、城市有用貧者、この記事によれば、山東省(往古の呉国の在りしところで、我国と最も深い通商関係を有していた国である)では、死人があると、その親族や友人が、獅子を作って送り、霊を啓(ヒラ)くに先だち、棺前で舞踏するのであるが、その目的が、凶霊を退ける信仰に由来していることは明白である...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...髢(かもじ)の毛まで冠せて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「此處へ斯う大黒頭巾か何んか冠つて後ろに千兩箱を杉なりに積んだ圖は惡くありませんね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...輝く宝石王冠を載せている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...益田太郎冠者作詞し...
正岡容 「大正東京錦絵」
...一つ王冠を被(かぶ)らせて貰ってはどうだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...オリュンピア競技において三度も自分に桂冠を得させてくれた牝馬たちのために...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あの赤い帽子を冠った虫に一度会ってお礼を云おうと思いましたが...
夢野久作 「キキリツツリ」
...髪や冠(かぶり)にかざして帰る風俗があるから...
吉川英治 「私本太平記」
...老公の幼年から弱冠(じゃっかん)時代の逸事を...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...二二十歳ばかりのその冠者は...
吉川英治 「源頼朝」
...手拭で頬冠(ほおかむ)りして...
吉川英治 「宮本武蔵」
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