...「何しろあんな内気な女が...
芥川龍之介 「妖婆」
...内気な、勉強家の二、三の学生に対してだけは、にこにこする...
太宰治 「花吹雪」
...黄村のまえではあくまで内気な孝行者に...
太宰治 「ロマネスク」
...内気な平凡な性質...
田中英光 「さようなら」
...「あの人は莫迦(ばか)に内気な人なんです...
徳田秋声 「あらくれ」
...その若い女はひどく内気な様子で口をつぐんだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...内気なやさしい微笑を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私は一体内気な方なので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...内気なお静は襷(たすき)の結び目をほぐしながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...油っ気のない髪、白粉(おしろい)も紅も知らぬ皮膚、山のはいった赤い帯、木綿物の地味な単衣(ひとえ)、なに一つ取柄(とりえ)のないようすですが、そのつくろわぬ身扮につつんだ、健康そうな肉体と、内気な純情とは、どんな人にでも、訴えずにはおかなかったでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...内気なお静には、かつてない悩ましい激情です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...内気な人だったらしいおばあさんを扶(たす)けながら...
堀辰雄 「花を持てる女」
...内気な彼にむかって要求したのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...やや内気な微笑がたえずただよっている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幻滅」
...そうして少女小説によって頭の大部分は育てられた娘達は涙もろいしとやかな内気な人にはなれましょう...
宮本百合子 「現今の少女小説について」
...後に五百と安とを生んでから、気象の勝った五百よりは、内気な安の方が、母の性質を承(う)け継いでいると人に言われたのに徴しても、くみがどんな女であったかと言うことは想い遣られる...
森鴎外 「渋江抽斎」
...二十五だというのにお酌みたいに初々しい内気な女であった...
夢野久作 「近眼芸妓と迷宮事件」
...――そんな莫迦な事をするより、例え短かくとも、夜が明けるまで、こうして葉ちゃんの、ふくよかな肩の感触を恣(ほしいまま)にした方が、どれ程気が利いていることか……)黒吉の心の中の、内気な半面が、こう囁いた...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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