「内懐」の意味
心の中に秘めている考えや感情
「内懐」の例文(場面別)
- ビジネス彼は内懐に大きな野心を秘めているが、表向きは謙虚な態度を保っている。
- 日常会話彼女はいつも明るく振る舞っているが、内懐には深い悩みを抱えているようだ。
- 文学小説の主人公は、内懐に秘めた悲しみを誰にも打ち明けることができずにいた。
小説での「内懐」の使い方
...内懐が寂しいので、節約生活をしています...
...彼は内懐が広いので、おごってくれることがある...
...内懐が厚い人になりたいと思って、勉強に励んでいる...
...内懐が空いているので、食べ物を買いに行きたい...
...彼女は内懐が心配だから、贅沢はできないと言っていた...
...すると大井(おおい)は内懐(うちぶところ)から手を出して剃痕(そりあと)の青い顋(あご)を撫(な)で廻しながら...
芥川龍之介 「路上」
...左手を深々と内懐から帯の下にさし入れて...
有島武郎 「星座」
...私は手を内懐(うちぶところ)へ入れて...
海野十三 「柿色の紙風船」
...彼の手が内懐のポケットの中に消えたので...
海野十三 「地球盗難」
...――」と叫んで帆村はムズと相手の内懐(うちふところ)に組みついた...
海野十三 「流線間諜」
...そしてこれを確(しっ)かと内懐(うちぶところ)に納めたが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...余は手帳を内懐(うちぶところ)に入れて「宅へ帰ってもいいですか」と聞いた...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...ウィリアムは又内懐(うちぶところ)からクララの髪毛(かみげ)を出す...
夏目漱石 「幻影の盾」
...内懐(うちぶところ)から尻尾の欠けた素焼きの狐を出して見せました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親分が乗り出すに決まってると思ったんだ」ガラッ八はすっかり悦に入って内懐から出した掌(てのひら)で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何をしやがる」内懐の中でガラッ八の手は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...宇八の内懐ろから出た財布の中には小判が五枚と小粒が少しばかり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...モゾモゾと内懐を探って一葉の写真を取り出した...
久生十蘭 「魔都」
...内懐に入れ「それぢやあ直(じき)に代官所へ持つて参ります...
三木竹二 「いがみの権太」
...左手を内懐より出し...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...伝授の巻(まき)を内懐に入るる仕草は除けり...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...女の内懐の香(におい)に沁みたハンケチとがどんな処で交換されて...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...タオル寝巻の内懐(うちぶところ)に落し込んだ...
夢野久作 「一足お先に」
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