...その三分の二は内実はなはだ疑わしといえども...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...内実は神の祟を実現して見せんために...
井上円了 「おばけの正体」
...私のそんな親切なもてなしも、内実は、犬に対する愛情からではなく、犬に対する先天的な憎悪と恐怖から発した老獪(ろうかい)な駈け引きにすぎないのであるが、けれども私のおかげで、このポチは、毛並もととのい、どうやら一人まえの男の犬に成長することを得たのではないか...
太宰治 「畜犬談」
...私は、こんな吹出物して、心まで鬼になってしまっているのだな、と実状が薄ぼんやり判って来て、私が今まで、おたふく、おたふくと言って、すべてに自信が無い態(てい)を装っていたが、けれども、やはり自分の皮膚だけを、それだけは、こっそり、いとおしみ、それが唯一のプライドだったのだということを、いま知らされ、私の自負していた謙譲だの、つつましさだの、忍従だのも、案外あてにならない贋物(にせもの)で、内実は私も知覚、感触の一喜一憂だけで、めくらのように生きていたあわれな女だったのだと気附いて、知覚、感触が、どんなに鋭敏だっても、それは動物的なものなのだ、ちっとも叡智(えいち)と関係ない...
太宰治 「皮膚と心」
...内実はしきりにそれが気になるからであった...
モリス・ルヴェル Level, Maurice 田中早苗訳 「誰?」
...内実は主として酒場だ...
豊島与志雄 「白木蓮」
...内実は追剥(おいはぎ)を働いていた「鍛冶倉(かじくら)」という綽名(あだな)の悪党であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...内実はこんな悪事を働いている人間ではなかったか知ら...
中里介山 「大菩薩峠」
...内実は穢多に浚われたという神尾主膳...
中里介山 「大菩薩峠」
...内実はどんなふうにもつれ合っているのだか...
中里介山 「大菩薩峠」
...あれが内実はお手がついたとかつかんとかで親里帰り...
中里介山 「大菩薩峠」
...リーナにたいする山川家の扱いは、見せかけほど冷酷なものではなく、内実は、困らぬだけのものを、毎月、こっそりと届け、恩恵で縛りつけておいた...
久生十蘭 「蝶の絵」
...ああ見えても内実はたいしたものではないなどと軽くいっているけれども...
久生十蘭 「復活祭」
...戸外の用も内実は好む所にあらざれども...
福沢諭吉 「教育の事」
...口先き計(ばか)り達者で内実は無難無事な子でした...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...内実は感傷家でしかないことが多い...
三木清 「人生論ノート」
...内実はいかがわしい商売をしている女だったが...
山本周五郎 「お美津簪」
...内実は余程微禄した佗しい生活に陥って居られたものであろう...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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