...其風采や質樸無難にして具さに平凡の極致に達し...
石川啄木 「雲は天才である」
...自分の一番大切にしていた玩具さえ...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...いつや私が「ほんちょっとした器具さいあったら何でもない」いうたことあったよってですけど...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...教授のこの独自な哲学の建設過程はその『ヘーゲル哲学と弁証法』によって具さに知ることが出来るが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...そういう条件にいることによって初めて自分が成立するということを具さに自覚し得た時の媒介が...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...」「あれ……玩具さ...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...道具さえあれば何でも御所望次第...
中里介山 「大菩薩峠」
...此の間の手紙は自分の眞意ではないといふやうなことを具さに書いてやつた...
長塚節 「開業醫」
...十一月下旬具さに怠慢の罪を謝して近況を報ず...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...色白の姉に具されて...
萩原朔太郎 「絶句四章」
...炊事道具さえ持出された...
原民喜 「壊滅の序曲」
...素敵な家具さえ色あせる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...大正文化の一断片たる浅草オペラの楽屋並びにその俳優たちの生活を最も具さに美しく描破してゐるものは...
正岡容 「浅草燈籠」
...すなわちその法を以て具さに四人に授く...
南方熊楠 「十二支考」
...おまけにちゃあんとご飯を入れる道具さえあったのです...
宮沢賢治 「クねずみ」
...活花を楽しむ事もなく玩具さえ甚だ乏しい...
柳宗悦 「民藝四十年」
...身につけまとう物の具さえ...
吉川英治 「新書太閤記」
...其処で彼は更らに或る奇策を案じて具さに伊賀守の虐政を認めた訴状を上野寛永寺なる輪王寺宮に奉った...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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