...其所レ遺典謨訓誥...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...其所(そこ)を退(ど)いて呉(く)れなんて威張(ゐば)り散(ち)らして...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...其所(そこ)に三島神社があるが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...其所に置いてあつた白い扇を取つて...
田中貢太郎 「蛾」
...其所には古い大きな黒松があつてその浮き根が其所此所に土蜘蛛が足を張つたやうになつてゐた彼は昨日も一昨日もその一つの松の浮き根に腰をかけて雑誌を読んでゐたので...
田中貢太郎 「蟇の血」
...其所には黄ろな顔をした頬のすつこけた男が腕組をして此方向きに坐つてゐた...
田中貢太郎 「黒い蝶」
...其所からまた上へと駈けあがつたが...
田中貢太郎 「黒い蝶」
...其所には雑草に交つて野茨の花が白く咲いてゐたが...
田中貢太郎 「雑木林の中」
...其所謂粉鑛採聚器を設置したる六週年後の今日...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...しかし其所だけが明るくなったのは不都合である...
夏目漱石 「学者と名誉」
...其所(そこ)へ親爺(おやぢ)が甚だ因念の深(ふか)いある候補者を見付けて...
夏目漱石 「それから」
...其所(そこ)が代助には難有い...
夏目漱石 「それから」
...其所(そこ)に無作法に横(よこた)はつてゐる様に思はれて来(き)た...
夏目漱石 「それから」
...其所で叮嚀(ていねい)に歯を磨いた...
夏目漱石 「それから」
...今では其所(そこ)で重要な地位を占める様になった...
夏目漱石 「それから」
...彼の方で其所(そこ)を平(たいら)にしたら好かろうという考えを有(も)っていた...
夏目漱石 「道草」
...私は其所(そこ)へ這入ったのです...
夏目漱石 「模倣と独立」
...其所(そこ)には煙草の吸殻(すひがら)で穴だらけにされた粗大なテーブルと二三脚の無器用に出来た腰掛とが姿を見せてゐた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
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