...真(ほんと)に遠い所をよく入来(いらし)つた...
石川啄木 「天鵞絨」
...「やあ、珍客入来だ...
海野十三 「すり替え怪画」
...平素(ふだん)は梵天帝釈(ぼんてんたいしやく)などのお入来(いで)があるので遠慮してゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...つまらぬところから不意に入来した...
太宰治 「春の盗賊」
...敬坊ひよろりと御入来...
種田山頭火 「其中日記」
...わざ/\生一本と汽車辨当を携へての御入来である...
種田山頭火 「其中日記」
...「いよいよ御入来か...
豊島与志雄 「画舫」
...彼の入来は何かしら人を暖め...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...さながら信玄公の姫君でも御入来(ごにゅうらい)になったように騒ぐのだなと思っているところへ...
中里介山 「大菩薩峠」
...「いや好男子の御入来(ごにゅうらい)だが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...春霞のかかったような、とろんとした眼つきで藤波の顔を見あげながら、素頓狂(すっとんきょう)な声、「いよウ、藤波さん、これは、これは、珍客の御入来...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...と、間もなく、小林米三氏入来、俺は早速、企画を語る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...きょうお前がここへご入来(じゅらい)になったのは...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...女王パルヴアティも他の女神達と同じやうに姫の入来を殊の外に悦んだ...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...御入来(ごにゅうらい)なる皆さまへ……」しがない哀調を張上げてゐたらう...
正岡容 「大正東京錦絵」
...入来る両人にて検使を出迎ひ...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...このたびは道中御無事でようこそ御入来...
山本周五郎 「新潮記」
...東京見物のそのついでに拙宅へも御入来...
山本笑月 「明治世相百話」
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